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看護師辞めたい…でも辞められないあなたへ|退職の選択肢を全部まとめた

看護師辞めたい…でも辞められないあなたへ|退職の選択肢を全部まとめた

この記事を書いた人:タカシ(29歳)

大手飲食チェーン→中小IT企業を経て、現在フリーランスWebライター。退職代行を2回利用した経験あり(1回目:EXIT、2回目:モームリ)。看護師ではありませんが、退職代行利用者として50社以上のサービスを調査し、看護師からの相談事例にも多く触れてきました。


「辞めたい」

その気持ちを抱えながら、今日もナースステーションに立っていませんか。

夜勤明けの疲れ切った身体。師長からの叱責。患者さんの急変で心臓が縮み上がる緊張感。同僚との人間関係。そして、帰宅しても頭から離れない「あの患者さん、大丈夫だったかな」という不安。

看護師は、命を預かる仕事です。 その責任の重さは、他の職業とは比べものにならない。だからこそ、心も身体もすり減りやすい。「辞めたい」と思うのは、自然なことです。

でも、「辞めたい」と思っても辞められない。そんな看護師さんが、あまりにも多い。

奨学金の返還義務。師長の圧力。「人手不足なのに辞めるなんて」という罪悪感。「看護師しかしたことないから、他の仕事ができるか不安」という恐怖。

あなたを縛り付けているその鎖を、一つずつ外していきましょう。

この記事では、看護師が辞めたいと思う理由、辞められない原因を整理したうえで、退職の具体的な選択肢 をすべて紹介します。奨学金返還義務の法的な真実についても詳しく解説します。

最後まで読めば、「辞められない」と思い込んでいた自分に、実はたくさんの選択肢がある ことがわかるはずです。

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目次

看護師が「辞めたい」と思う4つの理由

まず、看護師が辞めたいと感じる主な理由を整理します。あなたがどのパターンに当てはまるか、確認してみてください。

理由1:夜勤がつらすぎる

看護師の退職理由として常に上位に挙がるのが、夜勤の負担 です。

二交代制の場合、夜勤は16時間を超えることもあります。三交代制でも深夜帯の勤務があり、生活リズムの乱れは避けられません。

  • 夜勤明けでも眠れず、翌日の日勤に響く
  • 体内時計が狂い、慢性的な睡眠障害になる
  • プライベートの予定が立てにくい
  • 「夜勤の前日から憂鬱」が日常になっている
  • 年齢を重ねるほど、夜勤が身体に堪える

日本看護協会の「2022年病院看護実態調査」によると、二交代制の夜勤1回あたりの平均勤務時間は 16時間以上。月に4〜5回の夜勤があるとすると、月に60時間以上を夜間の勤務に費やしていることになります。

人間の身体は、夜に眠り朝に起きるようにできています。それに逆らい続ける夜勤は、確実に心身を蝕みます。「夜勤がつらいから辞めたい」は、何も甘えではありません。身体が正常に反応しているだけです。

理由2:職場の人間関係が厳しい

看護師の世界は、独特の人間関係があります。

  • 師長との上下関係: 絶対的な権力を持つ師長の存在。逆らえない空気。
  • 先輩ナースからの指導という名の圧力: 「なんでこんなこともできないの?」という詰問。
  • お局看護師の存在: 新人やおとなしい人をターゲットにしたいじめ。
  • 派閥やグループ: どのグループにも属さないと孤立する空気。
  • 医師との関係: 理不尽な指示や、怒鳴られる経験。

厚生労働省の調査でも、看護師の離職理由の上位に「職場の人間関係」が入っています。

看護師は命を預かる仕事であるがゆえに、指導が厳しくなりがちです。しかし、「厳しい指導」と「パワハラ・いじめ」は別物です。毎日のように人格否定される、無視される、陰口を叩かれる――これらはどんな理由があっても許される行為ではありません。

僕は飲食チェーンでパワハラを経験しましたが、看護師さんから聞く話はそれを上回ることが少なくありません。「ミスをしたら全員の前で名指しで怒鳴られる」「先輩に質問したら舌打ちされる」「ロッカーに嫌がらせの張り紙をされた」。こうした環境で「頑張ろう」と思える方がおかしいのです。

理由3:命の責任の重さに押しつぶされる

看護師の仕事は、文字通り 命を預かる仕事 です。

  • 投薬ミスが許されない緊張感
  • 患者さんの急変時に的確な判断を求められるプレッシャー
  • 人の死に直面する精神的負担
  • 「あの時の判断は正しかったのか」という自問の繰り返し
  • インシデントを起こしてしまった後の罪悪感

一般企業で仕事のミスをしても、最悪の場合でも「売上が下がる」「クレームが来る」程度で済みます。しかし、看護師のミスは 人の命に直結する可能性がある。 この責任の重さは、経験した人にしかわかりません。

特に新人看護師や、ICU・救急などの高度急性期で働く看護師は、この重圧に押しつぶされやすい。「患者さんの顔が夢に出てくる」「手が震えて注射ができない」「また急変が起きるのではないかと怖くて眠れない」。

このような状態が続いているなら、それはあなたの能力の問題ではなく、心がSOSを出しているサイン です。

理由4:給料と労働の不均衡

「看護師は給料がいい」というイメージがありますが、実態はどうでしょうか。

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は約 508万円(2023年度)。確かに日本の平均年収(約460万円前後)よりは高い。

しかし、夜勤手当を抜いた基本給 で見ると、景色は変わります。夜勤手当が月に3〜5万円あるとして、それを除くと年収は450万円前後。さらに、業務の過酷さ・責任の重さ・不規則な勤務体制・休日の少なさを考慮すると、「割に合わない」と感じるのは自然です。

  • 夜勤をしてやっと人並みの給料
  • 残業代が出ない(サービス残業が多い)
  • 昇給幅が小さく、ベテランになっても給料が大きく増えない
  • 危険手当がない、または不十分
  • 同期の一般企業勤めの友人の方が稼いでいる

命を預かり、夜勤をこなし、心身をすり減らして働いて、この給料。「辞めたい」と思うのは、まっとうな感覚です。


看護師が「辞めたいけど辞められない」3つの理由

辞めたいのに辞められない。この「辞められなさ」こそが、看護師特有の苦しみです。一つずつ解きほぐしていきましょう。

理由1:奨学金返還義務(お礼奉公問題)

看護師が辞められない最大の理由の一つが、奨学金の返還義務、いわゆる「お礼奉公」です。

多くの病院は、看護学生に対して奨学金を貸与し、「卒業後〇年間は当院で勤務すること。期間内に退職した場合は奨学金を一括返済すること」という条件を設けています。

一般的な金額は 月額5〜10万円 × 3年間 = 180〜360万円。大きな金額です。

「奨学金が残っているから辞められない」「一括返済なんてできない」「辞めたいけど借金を背負いたくない」。

この恐怖が、看護師を職場に縛り付ける強力な鎖になっています。

でも、本当にその鎖は外せないのでしょうか? 後ほど詳しく解説しますが、実は法的に見ると、お礼奉公の条項が無効になるケースや、分割返済が認められるケースがあるのです。

理由2:師長の引き止め

「辞めたい」と師長に伝えた結果、引き止められてしまう。これも看護師が辞められない大きな理由です。

師長の引き止めパターンには、いくつかの典型があります。

  • 情に訴えるタイプ: 「あなたがいないと患者さんが困る」「もう少し頑張ってみない?」
  • 圧力をかけるタイプ: 「辞めるなら代わりを連れてきて」「今辞めるのは無責任だ」
  • 先延ばしにするタイプ: 「来月また話しましょう」「次の人が見つかるまで待って」
  • 脅しタイプ: 「退職したら看護師として働けなくなるよ」「次の職場に言うよ」

特に最後の「脅しタイプ」は完全に嘘です。退職は法律で認められた権利であり、退職したことで看護師免許が無効になることはありませんし、前の職場が次の職場に悪い情報を流すことは個人情報保護の観点から違法です。

僕も飲食チェーンで店長に3回引き止められた経験があるので、権力者からの引き止めがいかに断りにくいかは痛いほどわかります。「もう一度考え直せ」と言われると、「そうですよね…」と折れてしまう。その繰り返しで、辞められない月日が積み重なっていく。

理由3:人手不足への罪悪感

「自分が辞めたら、残った人に迷惑がかかる」
「人手が足りないのはわかっているのに、自分だけ抜けるなんて無責任だ」
「患者さんに十分なケアが行き届かなくなるかもしれない」

この罪悪感は、真面目で優しい看護師ほど強く感じます。そして、真面目で優しい人ほど、辞められずに自分が壊れていく。

はっきり言います。

人手不足は、あなたのせいではありません。 人員を確保するのは病院の経営層・管理職の仕事です。あなたが自分を犠牲にして働き続けることが、人手不足の解決策になることはありません。

むしろ、あなたが無理を続けて心身を壊し、突然働けなくなる方が、現場への影響は甚大です。計画的に退職した方が、よほど「周囲に迷惑をかけない」のです。

「患者さんが心配」という気持ちも理解できます。でも、あなたが倒れたら、その患者さんを誰が看るのですか? まず自分を守ることが、結果的に良い看護につながる。それは矛盾ではありません。


奨学金返還義務と退職の関係|法的な真実

看護師の退職を語るうえで避けて通れないのが、奨学金返還義務の問題です。ここでは法的な観点から詳しく解説します。

お礼奉公の法的位置づけ

まず大前提として、退職の自由は憲法で保障された権利 です(憲法22条:職業選択の自由、民法627条:退職の自由)。

そのうえで、お礼奉公の契約を見てみましょう。典型的な契約内容は以下のようなものです。

「卒業後3年間は当院で勤務すること。3年以内に退職した場合、奨学金の全額を一括返済すること。」

この契約が法的にどう評価されるかは、いくつかのポイントがあります。

労働基準法16条との関係

労働基準法16条は、「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない」 と定めています。

つまり、「辞めたら〇〇万円払え」という契約は、労働基準法に違反する可能性があるのです。

ただし、裁判例を見ると、奨学金の返還義務がすべて無効になるわけではありません。以下の要素が判断材料になります。

  • 奨学金の性質: 「返済免除の条件付き貸付金」なのか、「辞めた場合のペナルティ」なのか
  • 金額の相当性: 学費や生活費の実費に見合う金額か、不当に高額ではないか
  • 返済条件の合理性: 一括返済のみか、分割返済が認められるか
  • 勤務期間との関係: すでに一定期間勤務している場合、残額が減免されるか

過去の裁判例から見る現実的な対応

過去の裁判例をまとめると、以下のような傾向があります。

  1. 奨学金が「純粋な貸付金」と認定された場合 → 返還義務は有効。ただし、分割返済が認められることが多い。
  2. 奨学金が「退職を制限するためのペナルティ」と認定された場合 → 労基法16条違反で無効になる可能性。
  3. 勤務期間に応じた減額 → 3年の契約で2年勤務していれば、残り1年分のみ返還。このように按分で計算されるケースが多い。

重要なポイントは、「一括返済が必ず求められるわけではない」 ということです。多くの場合、交渉次第で分割返済が認められます。また、弁護士に相談することで、返還額自体が減額されるケースもあります。

奨学金問題の具体的な対処法

奨学金が残っているけど辞めたい場合、以下のステップで対処しましょう。

  1. 契約書を確認する: まず奨学金の契約書を読み直し、返還条件を確認。
  2. 弁護士に相談する: 法テラス(0570-078374)で無料相談可能。奨学金の返還義務が法的に有効かどうか、減額の可能性を確認。
  3. 分割返済を交渉する: 一括返済が難しい場合、分割返済を申し出る。多くの病院は分割に応じます。
  4. 退職代行を利用する場合: 弁護士法人の退職代行(みやびなど)なら、奨学金の返還交渉も代行してもらえます。

「奨学金があるから辞められない」は、思い込みの可能性があります。 まずは法的な専門家に相談して、正確な情報を手に入れてください。


看護師の退職|3つの選択肢

ここからは、具体的な退職の方法を3つ紹介します。あなたの状況に合った方法を選んでください。

選択肢1:自分で退職を伝える

最もオーソドックスな方法です。

メリット:

  • 費用がかからない
  • 自分のペースで進められる
  • 引き継ぎを丁寧にできる

デメリット:

  • 師長との面談が必要
  • 引き止めに遭う可能性が高い
  • 退職日を延ばされるリスクがある

自分で退職を伝える場合のポイント:

  1. 退職届は必ず書面で用意する。 口頭だけでは「そんな話は聞いていない」と言われるリスクがある。
  2. 退職理由は具体的に言わなくていい。 「一身上の都合」で法律上は十分。
  3. 退職日は明確に指定する。 「〇月〇日をもって退職します」と断定的に伝える。
  4. 引き止めに対しては「決意は変わりません」の一点張り。 理由を詳しく説明すると、反論される隙を与えてしまう。
  5. 退職届が受理されない場合は、内容証明郵便で送付する。 法的に退職の意思表示の証拠になる。

自分で退職を伝えられるなら、それに越したことはありません。ただし、師長が怖い・引き止めが激しい・パワハラがある、という場合は、無理をする必要はありません。

選択肢2:退職代行を使う

「自分では言えない」「言ったけど辞めさせてもらえなかった」「もう精神的に限界」。

そんな看護師さんには、退職代行 という選択肢があります。

退職代行は、あなたの代わりに病院に退職の意思を伝え、手続きを進めてくれるサービスです。

メリット:

  • 師長と直接やり取りしなくて済む
  • 即日対応可能(依頼した日から出勤不要)
  • 引き止めに遭わない
  • 精神的な負担が大幅に軽減される

デメリット:

  • 費用がかかる(20,000〜55,000円)
  • 「退職代行を使った」と職場に知られる(ただし転職先には伝わらない)
  • 同僚への引き継ぎが不十分になる可能性

看護師の退職代行利用は増えています。退職代行EXITやSARABAの利用者データを見ると、看護師は利用者の職業別ランキングでトップクラスに入っています。それだけ、看護師は「辞めたいのに辞められない」人が多いということです。

→ 看護師の退職代行について詳しく解説した記事を読む

選択肢3:転職エージェントを使う

退職と同時に次の職場も決めたい場合は、看護師専門の転職エージェント を活用する方法もあります。

看護師向けの転職エージェントとしては、「看護roo!」「レバウェル看護(旧 看護のお仕事)」「マイナビ看護師」などが有名です。

メリット:

  • 退職前に転職先を確保できる
  • 収入の空白期間を最小限にできる
  • 履歴書作成や面接対策もサポートしてもらえる
  • 看護師のキャリアに精通したアドバイザーがいる

デメリット:

  • 退職の手続き自体は自分でやる必要がある
  • 在職中に転職活動をする時間・体力が必要
  • エージェントによっては希望に合わない求人を勧められることもある

「辞めた後の収入が不安」「次の職場を決めてから辞めたい」という場合は、転職エージェントとの併用がおすすめです。退職代行で今の職場を辞め、転職エージェントで次の職場を見つける という組み合わせも可能です。


看護師向けおすすめ退職代行サービス

看護師が退職代行を選ぶ際のポイントと、おすすめのサービスを紹介します。

看護師が退職代行を選ぶ際の3つのポイント

ポイント1:交渉権の有無

看護師の退職では、有給消化や退職日の調整など、病院側との交渉が発生することが多いです。そのため、交渉権のある労働組合運営の退職代行 が安心です。民間企業の退職代行は「意思の伝達」のみで、交渉はできません。

ただし、EXITは民間企業ですが圧倒的な実績と信頼性があり、交渉が不要なケースでは最もコスパが良い選択肢です。

ポイント2:奨学金問題への対応力

奨学金の返還義務がある場合は、弁護士法人の退職代行 を検討してください。弁護士であれば、奨学金の返還交渉も代行できます。弁護士法人みやびなら、退職手続きと奨学金の交渉をまとめて依頼可能です。

ポイント3:看護師の退職実績

看護師の退職は、一般企業とは事情が異なります。夜勤のシフト調整、病院特有の退職ルール、奨学金問題など、看護師ならではの論点に精通しているサービスを選びましょう。

おすすめ退職代行TOP5

【重要】モームリに関する注意事項(2026年2月)

2026年2月3日、退職代行モームリの社長が弁護士法違反の疑いで逮捕されました。現在、モームリの利用は推奨できません。以前は僕もモームリを利用・紹介していましたが、この事態を受けて推奨を取り下げています。代替として、SARABAまたはガーディアンをおすすめします。

順位 サービス名 料金(税込) 運営元 看護師へのおすすめポイント
1位 EXIT 20,000円 民間企業 業界最安水準。即日対応。看護師の利用実績多数。
2位 SARABA 24,000円 労働組合 労働組合運営で有給消化の交渉が可能。返金保証あり。
3位 ガーディアン 24,800円 労働組合 東京都労働委員会認証の労働組合。交渉権あり。
4位 ニコイチ 27,000円 民間企業 創業17年、実績4万件以上の老舗。安心感が強い。
5位 弁護士法人みやび 55,000円 弁護士法人 奨学金返還交渉・損害賠償対応も可能。法的トラブルに強い。

看護師のケース別おすすめ

「師長が怖い、とにかく早く辞めたい」→ EXIT(20,000円)
最も費用が安く、即日対応可能。交渉が不要なら、EXITで十分です。

「有給を消化したい、退職日を交渉してほしい」→ SARABA(24,000円)またはガーディアン(24,800円)
労働組合運営なので、有給消化や退職日の調整を病院側と交渉できます。

「奨学金が残っている、法的なトラブルが心配」→ 弁護士法人みやび(55,000円)
弁護士が直接対応するため、奨学金の返還交渉や、病院から損害賠償を請求されるリスクにも対応できます。料金は高いですが、奨学金問題を抱えている場合はその価値があります。

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看護師の退職でよくある不安を解消する

「看護師を辞めたら再就職できない」は嘘

看護師は 慢性的な人手不足 です。有効求人倍率は常に2倍を超えており、他の職業と比べても圧倒的に求人数が多い。

つまり、看護師を辞めても、看護師としての再就職は容易 です。病院だけでなく、クリニック・訪問看護・老人ホーム・企業の産業保健師など、活躍の場は多様です。

「夜勤が嫌で辞めたい」なら、夜勤のないクリニックや訪問看護に転職すればいい。「人間関係がつらい」なら、環境の良い職場を探せばいい。看護師資格がある限り、あなたの選択肢は無限に広がっています。

「退職代行を使ったら看護師としての評価に傷がつく」は嘘

退職代行を使ったことが、次の職場に伝わることは基本的にありません。前職の退職方法を次の職場が確認する手段はないからです。

また、看護師の世界は広いようで狭いですが、退職代行を使ったことが「噂になる」心配も過度にする必要はありません。退職代行業者は守秘義務を守りますし、退職理由は「一身上の都合」で処理されます。

「退職したら患者さんに迷惑がかかる」

先ほども述べましたが、人員確保は病院の責任 です。あなた一人が辞めたことで医療が崩壊するなら、それはあなたの責任ではなく、病院の経営体制の問題です。

あなたが心身を壊して突然欠勤する方が、患者さんへの影響は大きい。計画的に退職する方が、よほど責任ある行動です。

「辞めた後の生活が不安」

退職後の生活を支える制度は複数あります。

  • 失業保険(雇用保険の基本手当): 自己都合退職の場合、2ヶ月の待期期間後に受給可能。給付額は直近6ヶ月の賃金の50〜80%。
  • 傷病手当金: 心身の不調で退職した場合、退職後も最大1年6ヶ月受給可能(退職前に受給開始していることが条件)。
  • 国民健康保険の減額: 退職後は国保に切り替え。前年の所得に応じた減額制度あり。
  • 住居確保給付金: 家賃の支払いが困難な場合に利用できる制度。

「辞めたら明日から路頭に迷う」ということはありません。制度を活用すれば、次の職場を見つけるまでの期間を乗り越えられます。


看護師が退職するまでの具体的な流れ

退職代行を使う場合の具体的な流れを、ステップごとに解説します。

ステップ1:LINEで無料相談する

EXITやSARABAなど、ほとんどの退職代行サービスは LINEで24時間無料相談 を受け付けています。

相談時に伝えるべき内容は以下の通りです。

  • 現在の雇用形態(正規・非正規)
  • 退職希望日
  • 奨学金の返還義務の有無
  • 有給休暇の残日数
  • 職場からのパワハラなどの有無
  • その他、気になること

「まだ辞めるか決めていない」段階でも相談して構いません。プロに状況を伝えて、最適な方法を一緒に考えてもらいましょう。

ステップ2:サービスを選んで申し込み・入金

相談の結果、依頼を決めたら申し込みと入金を行います。

  • EXIT:20,000円(クレジットカード対応)
  • SARABA:24,000円(クレジットカード対応)
  • ガーディアン:24,800円
  • みやび:55,000円

入金確認後、退職代行の実行日を決めます。

ステップ3:退職代行が病院に連絡

指定した日の朝、退職代行業者があなたの代わりに病院に電話をかけます。

「〇〇さんは本日をもって退職します」「本人への直接連絡はお控えください」「退職届は郵送します」「貸与品は着払いで返却します」

あなたは自宅で待っているだけで大丈夫です。

ステップ4:必要書類の手続き

退職後に必要な書類は以下の通りです。これらは病院から郵送されます。

  • 離職票(失業保険の申請に必要)
  • 源泉徴収票
  • 年金手帳(預けている場合)
  • 健康保険資格喪失証明書
  • 退職証明書

書類が届かない場合は、退職代行業者に相談すれば督促してもらえます。

ステップ5:新しい生活のスタート

退職完了後は、以下のことを行いましょう。

  • ハローワークで失業保険の申請
  • 国民健康保険・国民年金への切り替え
  • 必要に応じて看護師転職エージェントに登録
  • しばらく休養して、心身を回復させる

まずはゆっくり休んでください。 看護師として走り続けてきたあなたには、休む権利があります。


よくある質問(FAQ)

Q1. 看護師が退職代行を使うのは非常識ですか?

非常識ではありません。看護師は退職代行の利用者が非常に多い職業の一つです。それだけ「辞めたいのに辞められない」看護師が多いということです。退職代行は法律に基づいた正当なサービスであり、利用すること自体に何の問題もありません。

Q2. 奨学金が残っていても退職代行を使えますか?

はい、使えます。退職代行を使ったからといって、奨学金の返還義務が増えるわけではありません。奨学金の返還交渉が必要な場合は、弁護士法人みやび(55,000円) をおすすめします。弁護士が返還条件の交渉(分割返済の申し出など)を代行してくれます。

Q3. 夜勤のシフトが入っている状態でも即日退職できますか?

はい、多くのケースで可能です。退職代行が病院に連絡した時点で、翌日以降のシフトはすべてキャンセルされます。法律上は退職の意思を伝えてから2週間で退職となりますが、その期間は有給消化や欠勤扱いとなるため、実質的にその日から出勤不要 です。

Q4. 退職代行を使った後、病院から電話がかかってきたらどうすればいいですか?

出る必要はありません。退職代行業者が「本人への直接連絡はお控えください」と病院に伝えています。万が一電話がかかってきても、無視して構いません。着信が気になる場合は、一時的に着信拒否設定にしましょう。不安なことがあれば、退職代行業者に相談してください。

Q5. 看護師を辞めた後、看護師以外の仕事に就けますか?

もちろんです。看護師の経験は、医療業界以外でも活かせます。例えば、医療機器メーカーの営業、製薬会社のMR、健康関連のWebライター、介護施設の相談員、保健師、企業の産業保健師など。看護師資格と経験は、あなたが思っている以上に多くの分野で評価されます。

Q6. 退職代行を使ったことが転職先の病院にバレませんか?

基本的にバレません。退職代行を使ったかどうかを、次の職場が前職に確認することはありません(個人情報保護の観点から、前職が退職方法を第三者に伝えることは不適切です)。面接で退職理由を聞かれた場合は、「一身上の都合」「キャリアアップのため」「夜勤のない環境で働きたかった」など、前向きな理由を伝えれば十分です。

Q7. 退職代行の費用を払うお金がないのですが…

最も安いEXITは 20,000円 です。クレジットカード払いに対応しているため、翌月払いが可能です。また、SARABAやガーディアンは後払いに対応している場合もあります。退職後に失業保険を受給すれば、退職代行の費用は十分に回収できます。あなたの心と身体を守るための20,000円は、決して高い出費ではありません。


まとめ:「辞めたい」と思ったあなたは、もう十分頑張った

最後に、看護師として「辞めたい」と悩んでいるあなたに伝えたいことがあります。

あなたは、もう十分頑張りました。

夜勤をこなし、命の責任を背負い、人間関係のストレスに耐え、それでも患者さんのために毎日病院に通った。それは、誰にでもできることではありません。

でも、頑張りすぎた結果、あなた自身が壊れそうになっているなら、立ち止まる勇気を持ってください。

「辞めるのは無責任だ」なんてことはありません。「奨学金があるから辞められない」は思い込みの可能性があります。「看護師しかできない」は嘘です。

あなたには、選択肢がある。

  • 自分で退職を伝える
  • 退職代行を使って、明日から病院に行かなくていい状態を作る
  • 転職エージェントで、新しい環境を見つける

どの方法を選んでも構いません。大事なのは、「このままでは自分が壊れる」と感じたら、行動を起こすこと です。

僕は看護師ではありませんが、「辞めたいのに辞められない苦しみ」は経験しています。飲食チェーンで毎朝吐き気と闘いながら出勤していたあの日々。退職代行EXITに依頼した翌朝、初めて心から安堵できたあの瞬間。

あなたにも、その「安堵の朝」が訪れることを願っています。


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この記事を書いた人

退職代行を2回利用した経験を持つ29歳のWebライター。

1回目:新卒で入った飲食チェーンをEXITで退職(パワハラが原因)
2回目:IT企業をモームリで退職(長時間労働が原因、有給20日全消化に成功)

現在はホワイト企業の人事部で働きながら、退職に悩む人に向けた情報を発信中。

「退職は逃げじゃない。自分の人生を取り戻す行動だ」がモットー。

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