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公務員でも退職代行は使える?利用が難しい理由と成功するための選び方

公務員でも退職代行は使える?利用が難しい理由と成功するための選び方

この記事を書いた人:タカシ(29歳)

飲食チェーン→IT企業を経て、現在はホワイト企業に勤務。退職代行を2回利用した経験あり(1回目:EXIT、2回目:モームリ)。公務員ではないが、退職代行の知識と自身の体験をもとに、公務員特有の退職ルールと退職代行の活用法を解説。


「公務員だけど、退職代行って使えるの?」

この記事を読んでいるあなたは、おそらく公務員として働いていて、退職を考えているけれど一歩を踏み出せない状況にいるのではないでしょうか。

結論から言います。公務員でも退職代行は使えます。ただし、民間企業の退職とはルールが根本的に異なるため、選び方を間違えると失敗するリスクがあります。

民間企業の場合、退職届を出して2週間経てば法的に退職が成立します。でも公務員は違う。公務員の退職には「任命権者の承認」が必要で、一般的な退職代行サービスでは対応しきれないケースがあるんです。

僕自身は公務員ではありませんが、退職代行を2回使った経験から、退職に関する法律や制度についてはかなり調べてきました。この記事では、公務員特有の退職ルール、退職代行が使えるケースと使えないケース、そして公務員が退職代行を選ぶときの注意点を徹底的に解説します。

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目次

公務員の退職は民間企業と何が違うのか

まず最初に理解しておくべきなのは、公務員と民間企業では退職のルールが根本的に異なる ということです。ここを理解していないと、「退職代行に依頼したのに辞められなかった」という事態になりかねません。

民間は「民法627条」、公務員は「任命権者の承認」が必要

民間企業の労働者が退職する場合、根拠となる法律は 民法627条 です。

民法627条の内容をざっくり言うと、「期間の定めのない雇用契約は、退職の申し入れから2週間が経過すれば終了する」というもの。つまり、民間企業の正社員は 退職届を出して2週間待てば、会社が何と言おうと法的に退職が成立する んです。

一方、公務員の退職は以下の法律によって規定されています。

  • 国家公務員 → 国家公務員法(第61条など)
  • 地方公務員 → 地方公務員法(第28条の4など)

公務員法では、退職(辞職)には 任命権者の承認 が必要とされています。任命権者とは、国家公務員なら各省庁の大臣や機関の長、地方公務員なら知事・市長・教育委員会などを指します。

民間企業の労働者公務員
根拠法民法627条国家公務員法 / 地方公務員法
退職の成立条件退職の申し入れ → 2週間で自動成立辞職願 → 任命権者の「承認」が必要
退職届の提出先会社(上司・人事部)任命権者(知事・市長・教育委員会など)
即日退職合意退職なら可能原則不可(承認日以降に退職)

この違いが、公務員の退職代行を難しくしている最大の理由です。

つまり公務員は「辞めます」だけでは辞められない

民間企業なら、極端に言えば「辞めます」と退職届を出して2週間待てば終わりです。会社側が「認めない」と言っても、民法627条のルールが優先されるので、法的には退職が成立します。だからこそ、民間企業向けの退職代行は「退職の意思を会社に伝達する」だけで仕事が完了するんです。

でも公務員はそうはいかない。辞職願を提出しても、任命権者が「承認」しなければ退職は成立しません。

例えば市役所の職員なら、市長(もしくは市長から権限を委任された人事部門の責任者)が辞職を承認して初めて退職できます。教員なら教育委員会の承認が必要です。

「じゃあ、承認してもらえなかったら一生辞められないの?」

そう不安になりますよね。でも、安心してください。

ただし「承認しない」は現実的に難しい

ここが重要なポイントです。法律上は「承認が必要」とされていますが、正当な理由なく承認を拒否し続けることは許されません。

公務員にも職業選択の自由(憲法22条)があり、不当に退職を拒否された場合は 行政不服審査法に基づく不服申し立て が可能です。また、人事院(国家公務員の場合)や人事委員会(地方公務員の場合)に対して審査請求を行うこともできます。

つまり、任命権者が合理的な理由なく辞職を承認しないことは、法的に問題がある行為なんです。

実際にはどうなのかというと、ほとんどのケースで辞職は承認されます。 辞職願が提出された場合、任命権者が「絶対に辞めさせない」と突っぱねるケースは極めてまれです。「引き継ぎが終わるまで待ってほしい」「年度末まで在籍してほしい」といった退職時期の調整は求められることがありますが、退職そのものを認めないというケースはほぼありません。

ただし、上司や組織からの圧力で「辞めさせてもらえない」と感じる状況は実際にあります。パワハラ気質の上司に退職を切り出せない、辞職願を受け取ってもらえないといったケースです。こういう場合に退職代行が力を発揮します。


公務員が退職代行を使えるケース・使えないケース

「公務員でも退職代行は使える」とお伝えしましたが、すべての公務員が同じ条件で使えるわけではありません。職種や状況によって難易度が変わります。

使える:一般的な地方公務員(市役所、県庁など)

市役所や県庁の一般行政職の公務員は、退職代行を使って退職できる可能性が最も高い職種 です。

地方公務員の辞職は、地方公務員法に基づいて任命権者(市長や知事など)の承認を得る手続きになります。退職代行(弁護士型)が間に入ることで、辞職願の提出と承認の手続きを本人に代わって進めることができます。

一般行政職は特別な身分上の制約が少なく、退職手続き自体も比較的シンプルです。後述する体験談でも、市役所職員が弁護士型の退職代行を使って約2週間で退職を完了させたケースを紹介しています。

使える:教員(公立学校の教師)

公立学校の教員(小・中・高)は地方公務員にあたります。退職には教育委員会の承認が必要ですが、弁護士型の退職代行を使って退職することは可能 です。

教員の退職で特に問題になるのが 「年度途中の退職」 です。学校には年度というサイクルがあり、「担任を途中で投げ出すのか」「生徒に迷惑がかかる」という圧力が非常に強い。年度末(3月末)での退職を暗黙の了解として求められるケースが多いです。

しかし、法律上は年度途中の退職も認められています。教員だからといって退職時期を強制されることはありません。精神的に限界を迎えている場合、年度末まで我慢する必要はありません。有給休暇や病気休暇を活用して、実質的に出勤しないまま退職日を迎える方法もあります。

使えるが難しい:警察官・消防士・自衛隊

警察官や消防士も公務員ですので、退職代行を使うこと自体は可能です。 ただし、これらの職種は組織の特殊性から、退職のハードルが一般行政職よりも高い傾向があります。

特に注意が必要なのが 自衛隊 です。

自衛隊員の退職は 自衛隊法(第40条) によって規定されており、一般の公務員法とは異なるルールがあります。自衛隊法第40条では、隊員の退職には幹部自衛官なら防衛大臣、それ以外は各幕僚長等の承認が必要とされています。さらに、自衛隊法第40条ただし書きでは、「特別の事情がある場合」を除き、退職の申し出から一定期間は退職が制限される可能性が示唆されています。

自衛隊の場合、任務の特殊性から「承認されにくい」ケースがあるのは事実です。特に訓練期間中や有事の際は、退職の承認が後回しにされることがあります。

ただし、自衛隊員であっても退職の権利自体は保障されています。弁護士型の退職代行を通じて、法的根拠に基づいた退職の申し入れを行うことで、不当に退職を拒否された場合の法的対応が可能になります。

使える:民間企業出向中の公務員

公務員が民間企業に出向している場合は、出向先との雇用関係に基づいて退職手続きを進めることができるケース があります。

ただし、出向元(公務員としての所属元)との関係もあるため、退職手続きは通常より複雑になります。この場合は弁護士型の退職代行に相談して、出向元・出向先それぞれとの手続きを整理してもらうのがベストです。


公務員が退職代行を使う際の5つの注意点

公務員が退職代行を使う場合、民間企業の退職とは異なる注意点がいくつかあります。知らずに依頼すると、「この退職代行では対応できません」と言われてしまうこともあるので、しっかり確認しておきましょう。

①弁護士型の退職代行を選ぶべき

これが最も重要なポイントです。公務員が退職代行を使うなら、弁護士型一択です。

なぜか。理由は明確です。

退職代行サービスには大きく3種類あります。

運営タイプ公務員対応理由
民間企業型(EXIT等)非推奨退職の意思伝達しかできない。公務員の辞職手続きには法的な交渉が必要
労働組合型(モームリ等)非推奨労働組合の団体交渉権は民間の「労働者」に対するもの。公務員は労働組合法の適用対象外(※一部例外あり)
弁護士型(退職110番等)推奨弁護士は依頼者の代理人として、任命権者への辞職手続きを法的に代行できる

民間企業向けの退職代行では、「退職の意思を伝える」だけで仕事が完了します。民法627条があるから、意思を伝えれば2週間後に退職が成立するんです。

しかし公務員の場合、退職には「任命権者の承認」という法的プロセスが必要です。単に「辞めます」と伝えるだけでは不十分で、辞職願の提出・承認手続き・退職条件の調整といった 法的な交渉 が発生します。

この交渉ができるのは弁護士だけです。民間企業型は交渉権限がない。労働組合型は団体交渉権を持っていますが、公務員は原則として労働組合法の適用対象外(国家公務員法第108条の2、地方公務員法第52条参照)なので、労働組合型の退職代行が公務員の退職交渉を行うことは法的に難しいのです。

僕は民間企業の退職でEXIT(民間型)とモームリ(労働組合型)を使いましたが、どちらも公務員の退職には向いていません。公務員の退職には、法的な代理権を持つ弁護士のサポートが必要です。

料金は民間型や労働組合型より高くなりますが、ここをケチると退職自体が失敗するリスクがあります。 公務員の退職は弁護士型を選ぶ。これは鉄則です。

詳しい運営タイプの違いについては、退職代行おすすめランキング15選でも解説しています。

②任命権者への辞職願の提出が必要

民間企業では「退職届」を提出しますが、公務員の場合は 「辞職願」 を提出します。

名前が違うだけではありません。提出先も異なります。

  • 民間企業 → 直属の上司や人事部
  • 公務員 → 任命権者(市長・知事・教育委員会・省庁の長など)

実際には直属の上司を通じて任命権者に届けるのが通常の流れですが、退職代行(弁護士)を通じて辞職願を提出する場合は、弁護士が直接任命権者側の担当窓口(人事課など)に連絡・提出する 形になります。

辞職願のフォーマットは自治体や省庁によって異なりますが、弁護士型の退職代行に依頼すれば、フォーマットの準備から提出手続きまでサポートしてもらえます。

③退職日は承認日以降になる

民間企業の退職代行では「即日退職」が可能なケースが多いです。民法627条に基づいて、退職の申し入れ後は欠勤や有給消化で実質的に翌日から出勤しなくて済むようになるからです。

しかし公務員の場合、退職日は原則として任命権者の承認日以降 になります。辞職願を提出した翌日に退職、というわけにはいかないのが原則です。

ただし、完全に出勤できなくなるわけではありません。以下の方法を組み合わせることで、実質的に出勤しないまま退職日を迎える ことは可能です。

  • 有給休暇の消化:公務員にも年次有給休暇があります。残っている有給を使い切ることで、出勤しない期間を作れます。
  • 病気休暇(病休)の取得:心身の不調がある場合、医師の診断書をもとに病気休暇を取得できます。公務員の病気休暇は、多くの自治体で最大90日間(給与全額支給)が認められています。

弁護士型の退職代行なら、有給消化や病気休暇の取得についても、法的根拠をもって任命権者側と調整してくれます。

④共済組合からの切り替え手続き

民間企業の労働者は「健康保険(協会けんぽや組合健保)」と「厚生年金」に加入していますが、公務員は 共済組合 に加入しています。

退職後は共済組合を脱退する必要があり、以下の手続きが発生します。

手続き内容退職後の選択肢
健康保険① 国民健康保険に加入 / ② 共済組合の任意継続(退職後20日以内に手続き、最長2年) / ③ 家族の扶養に入る
年金国民年金に切り替え(退職後14日以内に市区町村役場で手続き)

特に共済組合の任意継続は、退職後20日以内に手続きしないと利用できなくなるため、スケジュール管理が重要です。弁護士型の退職代行を利用する場合、これらの手続きスケジュールについてもアドバイスをもらえることが多いです。

⑤退職手当(退職金)の計算方法

公務員の退職手当は、「国家公務員退職手当法」または各自治体の退職手当条例に基づいて計算されます。

基本的な計算式は以下の通りです。

退職手当 = 退職日の俸給月額 × 支給率(在職年数に応じた係数)× 調整額

ポイントは以下の3つです。

  • 自己都合退職は支給率が低い:定年退職と比べて、自己都合退職の支給率はかなり低くなります。例えば在職20年の場合、定年退職なら支給率が約25〜30倍程度ですが、自己都合退職だと約15〜20倍程度に下がります(自治体によって異なります)。
  • 在職年数が短いと退職手当が出ないケースも:勤続年数が1年未満の場合、退職手当が支給されないことがあります。
  • 懲戒免職ではないので退職手当はもらえる:退職代行を使って辞めても、あくまで「自己都合退職」です。懲戒免職ではないので、退職手当が没収されることはありません。

退職前に、人事課に退職手当の見込み額を確認しておくことをおすすめします。直接聞きづらい場合は、退職代行の弁護士を通じて確認してもらうことも可能です。


公務員におすすめの退職代行3選

公務員の退職代行は弁護士型一択です。ここでは、公務員の退職にも対応できる弁護士型の退職代行サービスを3つ紹介します。

1位:退職110番(43,800円・弁護士対応)

項目内容
料金43,800円(税込)
運営元弁護士法人(弁護士が直接対応)
即日対応対応可
退職成功率実績多数
返金保証あり
対応範囲退職代行+損害賠償対応+未払い賃金請求
特徴弁護士が直接対応・公務員の退職にも対応可能

退職110番が1位の理由:

公務員の退職に必要な「任命権者への辞職手続き」を弁護士が法的に代行できるサービスです。料金は43,800円と、民間型の退職代行と比べると高く感じるかもしれませんが、公務員の退職には法的な知識と交渉力が必須。この料金で弁護士が直接対応してくれるのは、弁護士型の中ではかなりリーズナブルな部類です。

万が一、任命権者が辞職を不当に承認しない場合でも、弁護士が法的根拠をもって対応してくれます。公務員の退職に不安を抱えている方にとって、最も安心感のある選択肢です。

こんな公務員におすすめ:

  • 初めて退職代行を使う公務員の方
  • 料金を抑えつつ弁護士対応を求める方
  • 上司からのパワハラで辞職願を受け取ってもらえない方

2位:弁護士法人みやび(55,000円〜・弁護士対応)

項目内容
料金55,000円(税込)〜(+成功報酬が発生する場合あり)
運営元弁護士法人
対応範囲退職代行+未払い残業代請求+損害賠償対応+退職金交渉
特徴未払い残業代やパワハラ慰謝料の請求も可能

弁護士法人みやびが2位の理由:

退職代行だけでなく、未払い残業代の請求やパワハラの慰謝料請求にも対応できるのが最大の強み。公務員の中にはサービス残業が常態化しているケースもあり、退職と同時に未払い分を取り返したいという方には最適です。

料金は55,000円〜と退職110番より高めですが、回収金額に応じた成功報酬制のため、未払い賃金の請求を同時に行いたい場合はトータルで見るとコスパが良くなることもあります。

こんな公務員におすすめ:

  • サービス残業の未払い分を取り返したい方
  • パワハラの慰謝料請求も視野に入れている方
  • 退職金の交渉もしっかりやってほしい方

3位:退職代行フォーゲル(33,000円・弁護士対応)

項目内容
料金33,000円(税込)
運営元弁護士法人
対応方法LINEで完結
特徴弁護士型で比較的安い・手軽さが魅力

フォーゲルが3位の理由:

弁護士型の退職代行の中で 33,000円は最安クラス です。「弁護士に依頼したいけど、5万円以上は厳しい…」という方にとって、フォーゲルはコスト面でのハードルが低い選択肢です。LINEで完結する手軽さも魅力。

ただし、退職110番やみやびと比較すると、対応範囲(未払い賃金の回収など)がやや限定的になる可能性があります。シンプルに退職手続きだけを弁護士に依頼したい方に向いています。

こんな公務員におすすめ:

  • 弁護士型を使いたいが費用を抑えたい方
  • 退職手続き自体はシンプルで、法的トラブルは予想されない方
  • LINEで手軽に完結させたい方

3社比較表

退職110番弁護士法人みやびフォーゲル
料金43,800円55,000円〜33,000円
運営タイプ弁護士弁護士弁護士
未払い賃金請求対応可対応可+成功報酬制要相談
損害賠償対応対応可対応可要相談
返金保証ありなしなし
おすすめ度★★★★★★★★★☆★★★★☆

筆者の推奨: 公務員の方にはまず 退職110番 をおすすめします。弁護士型の中で料金と対応範囲のバランスが最も良く、返金保証もあるためリスクが低いです。未払い残業代の請求もしたいなら 弁護士法人みやび、とにかく費用を抑えたいなら フォーゲル を検討してください。

民間型(EXIT等)は公務員には非推奨の理由

改めて強調しますが、民間型や労働組合型の退職代行は公務員にはおすすめしません。

僕が利用したEXIT(民間型)やモームリ(労働組合型)は民間企業の退職には最適なサービスですが、公務員の退職に対応する法的権限がありません。

  • EXIT等の民間型:退職の意思伝達しかできない。公務員の辞職手続きに必要な法的交渉は権限外。
  • モームリ等の労働組合型:労働組合の団体交渉権は、原則として公務員には適用されない。

「安いから」という理由で民間型を選んだ結果、「対応できません」と言われて時間とお金を無駄にする。そんなことにならないよう、公務員は最初から弁護士型を選んでください。

退職代行サービス全体の比較は、退職代行おすすめランキング15選も参考にしてください。


公務員が退職代行を使った体験談

ここからは、公務員が実際に退職代行を利用して退職に成功した体験談を紹介します。

※プライバシー保護のため、一部の情報を変更しています。

体験談1:市役所職員(28歳男性)── 上司のパワハラから退職110番で脱出

プロフィール: Aさん(28歳男性)。関東地方の市役所に勤務する一般行政職の地方公務員。勤続5年。

退職を決意した理由:

配属先の課長からのパワハラがひどく、毎日のように大声で叱責される日々。「公務員なんだから残業して当然」「お前の代わりはいくらでもいる」と言われ続け、心療内科で適応障害と診断された。

退職を申し出たが、課長から「公務員が途中で辞めるなんて非常識だ」「人事に話を通さない」と辞職願を受け取ってもらえなかった。

利用したサービス: 退職110番(43,800円)

退職までの流れ:

  1. 相談(1日目):退職110番にLINEで相談。公務員であること、パワハラで辞職願を受け取ってもらえないことを伝えた。弁護士から「対応可能です。辞職願の作成から任命権者への提出まで代行します」と回答。
  2. 依頼・支払い(2日目):料金43,800円を支払い、正式に依頼。弁護士がAさんの状況(勤続年数・有給残日数・パワハラの内容)を詳しくヒアリング。
  3. 弁護士が市役所に連絡(3日目):弁護士がAさんの代理人として市役所の人事課に連絡。辞職願を提出し、有給休暇の消化を申し入れた。
  4. 人事課との調整(3〜10日目):人事課から「引き継ぎの期間が必要」との回答があったが、弁護士が「Aさんは適応障害の診断を受けており、出勤は困難です。有給休暇の消化後、速やかに辞職を承認していただきたい」と交渉。
  5. 辞職承認(14日目):任命権者(市長名義)の辞職承認が下りる。有給を消化して、正式に退職。

Aさんの感想:

「自分で辞職願を出しても受け取ってもらえなかったのに、弁護士が間に入った途端にスムーズに話が進みました。43,800円は安くはないけれど、あのまま我慢し続けていたら壊れていたと思います。弁護士に頼んでよかったです」

体験談2:公立学校の教師(32歳女性)── 年度途中でも退職に成功

プロフィール: Bさん(32歳女性)。公立中学校の教師。勤続8年。担任を持っていた。

退職を決意した理由:

保護者からのクレーム対応、部活動の顧問、深夜までの事務作業。長年の過重労働が積み重なり、心身ともに限界を迎えた。10月時点で退職を決意したが、「年度途中で担任を辞めるのか」「生徒が可哀想だ」という同僚や管理職からの圧力で辞職を切り出せなかった。

利用したサービス: 弁護士法人みやび(55,000円)

退職までの流れ:

  1. 相談(1日目):弁護士法人みやびに相談。「教員でも年度途中で退職できますか?」と質問。弁護士から「法律上、年度途中の退職は可能です。教育委員会の承認を得る手続きを進めます」と説明を受けた。
  2. 依頼・支払い(2日目):料金55,000円を支払い、正式に依頼。医師の診断書(うつ状態)も準備。
  3. 弁護士が教育委員会に連絡(3日目):弁護士がBさんの代理人として教育委員会に辞職願を提出。同時に、病気休暇の取得を申し入れた。
  4. 教育委員会との調整(3〜20日目):教育委員会から「年度末まで待てないか」との打診があったが、弁護士が「Bさんは医師の診断によりただちに就労が困難な状態です」と説明し、病気休暇の取得を認めさせた。
  5. 病気休暇+有給消化で退職(約1ヶ月半):11月から病気休暇に入り、残っていた有給休暇も消化。年末に辞職が正式に承認され、1月末付で退職。

Bさんの感想:

「年度途中で辞めることにずっと罪悪感がありました。でも弁護士さんが『先生の健康が最優先です。法的に問題はありません』と言ってくれて、気持ちが楽になりました。病気休暇を使って出勤しないまま退職できたので、生徒の前で崩れることもなくてよかったです」


公務員が退職する前にやるべき準備

退職代行に依頼する前に、以下の準備をしておくとスムーズに退職を進められます。チェックリスト形式でまとめたので、一つずつ確認してみてください。

  • 辞職願のテンプレートを準備する:自治体や省庁によってフォーマットが異なります。人事課のイントラネットにテンプレートが掲載されていることが多いので、事前にダウンロードしておきましょう。弁護士型の退職代行に依頼する場合は、弁護士が準備してくれることもあります。
  • 共済組合の脱退手続きを確認する:退職後の健康保険を「国民健康保険」「任意継続」「家族の扶養」のどれにするか決めておきましょう。特に任意継続は退職後20日以内に手続きが必要です。
  • 退職手当の見込み額を確認する:人事課に問い合わせるか、退職手当条例の支給率表をもとに自分で概算を計算しておきましょう。
  • 有給休暇の残日数を確認する:退職前に有給を消化するためにも、残日数を正確に把握しておくことが重要です。
  • 病気休暇が必要な場合は医師の診断書を取得する:心療内科や精神科を受診し、「就労困難」の診断書をもらっておくと、退職までの期間に出勤しなくて済む可能性が高まります。
  • 次のキャリアの方向性を決める:公務員を辞めた後のキャリアについて、ある程度の方向性を決めておくと安心です。民間企業への転職、フリーランス、別の公務員への転職など、選択肢を整理しておきましょう。
  • 私物の持ち帰り:退職代行を使うと、退職後にオフィスに入れなくなることがほとんどです。重要な私物は少しずつ持ち帰っておきましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 公務員が退職代行を使うのは法律違反ですか?

A. いいえ、法律違反ではありません。 退職代行は「代理人を通じて退職の意思を伝え、手続きを進める」サービスです。弁護士に依頼して退職手続きを代行してもらうことは完全に合法です。弁護士法に基づく正当な業務ですので、何の問題もありません。

Q. 自衛隊でも退職代行は使えますか?

A. 使えますが、難易度は高いです。 自衛隊員の退職は自衛隊法第40条に基づき、幹部自衛官は防衛大臣、それ以外は各幕僚長等の承認が必要です。訓練期間中や有事の際は承認が遅れるケースがあります。ただし、自衛隊員にも退職の権利は保障されており、弁護士型の退職代行を通じて法的に適切な手続きを進めることは可能です。自衛隊の退職は特殊な事情が多いため、事前に弁護士に詳しく相談することを強くおすすめします。

Q. 教員は年度途中でも辞められますか?

A. はい、辞められます。 法律上、公立学校の教員が年度途中に退職することを禁止する規定はありません。「年度末まで待つべき」というのはあくまで慣習であり、法的な強制力はありません。精神的・身体的に限界を迎えている場合は、年度途中でも退職する権利があります。有給休暇や病気休暇を活用すれば、生徒の前で突然いなくなるのではなく、段階的に退職手続きを進めることも可能です。

Q. 退職後に公務員に戻ることはできますか?

A. はい、可能です。 自己都合退職(退職代行を利用した場合も含む)の場合、退職後に再度公務員試験を受けて合格すれば、公務員に復帰することができます。退職代行を使ったこと自体が欠格事由になることはありません。ただし、懲戒免職の場合は一定期間、公務員になれない制限があります。退職代行を使った退職は「自己都合退職」であり、懲戒免職とは全く異なります。

Q. 公務員を辞めたら退職金はもらえますか?

A. はい、もらえます。 退職代行を使って退職しても、扱いは「自己都合退職」です。懲戒免職ではないので、退職手当は支給されます。ただし、自己都合退職は定年退職と比べて支給率が低くなります。また、勤続年数が短い場合は退職手当が非常に少ない(あるいはゼロ)ケースもあります。退職前に人事課で見込み額を確認しておきましょう。

Q. 退職代行を使ったら懲戒処分を受けますか?

A. 受けません。 退職代行を使うことは合法的な行為であり、懲戒処分の対象にはなりません。弁護士を代理人として退職手続きを進めることは法的に認められた権利です。退職代行を利用したという理由で不利益な扱いを受けた場合は、弁護士に相談しましょう。

退職代行に関する法律上の詳しい解説は、退職代行は違法?弁護士が解説する法的根拠も参考にしてください。


まとめ|公務員の退職代行は弁護士型一択

この記事のポイントをまとめます。

公務員の退職が民間と違う理由:

  • 民間は民法627条で「2週間で退職成立」だが、公務員は「任命権者の承認」が必要
  • ただし、正当な理由なく承認を拒否し続けることは法的に認められない
  • 実際にはほとんどのケースで辞職は承認される

退職代行を使う場合の鉄則:

  • 公務員は弁護士型の退職代行一択。民間型・労働組合型は非推奨
  • 弁護士は法的代理人として辞職手続き・交渉ができる
  • 料金は高めだが、退職失敗のリスクを考えれば必要な投資

おすすめの退職代行:

サービス名料金特徴
退職110番43,800円弁護士対応・返金保証あり・公務員にもっともおすすめ
弁護士法人みやび55,000円〜未払い賃金の請求も可能
フォーゲル33,000円弁護士型で最安クラス

公務員の退職は、民間企業の退職と比べてハードルが高いのは事実です。でも、「辞められない」ということはありません。法律上、退職の権利は公務員にも保障されています。

僕自身は公務員ではありませんが、退職代行を2回使った経験から言えるのは、「退職を迷っている時間が一番つらい」 ということ。行動を起こした瞬間から、状況は変わり始めます。

まずは弁護士型の退職代行に無料相談してみてください。相談するだけなら料金はかかりません。あなたの状況を伝えれば、退職が可能かどうか、どういう手順で進めるべきか、プロの弁護士が具体的にアドバイスしてくれます。

→ 退職代行おすすめランキングTOP15を見る


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*記事の内容は2026年3月時点の情報です。最新の料金・サービス内容は各公式サイトでご確認ください。*

*※体験談はプライバシー保護のため一部情報を変更しています。*

*※公務員の退職に関する法律の解釈は一般的な内容であり、個別の状況によって異なる場合があります。具体的な法律相談は弁護士にご確認ください。*

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この記事を書いた人

退職代行を2回利用した経験を持つ29歳のWebライター。

1回目:新卒で入った飲食チェーンをEXITで退職(パワハラが原因)
2回目:IT企業をモームリで退職(長時間労働が原因、有給20日全消化に成功)

現在はホワイト企業の人事部で働きながら、退職に悩む人に向けた情報を発信中。

「退職は逃げじゃない。自分の人生を取り戻す行動だ」がモットー。

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