この記事を書いた人:タカシ(29歳)
飲食チェーン→IT企業を経て、現在はホワイト企業に勤務。退職代行を2回利用した経験あり(1回目:EXIT、2回目:別サービス)。自身の体験をもとに、退職代行サービスの情報を発信中。介護士ではありませんが、退職代行利用者として50社以上のサービスを調査・比較してきました。
「利用者さんに迷惑がかかるから、辞められない」
介護士さんからの相談で、一番多いのがこの声です。
厚生労働省の「介護労働実態調査」によると、介護職員の離職率は 14.3%(2023年度)。全産業平均を上回る水準が何年も続いています。さらに、有効求人倍率は 3.6倍 を超え、1人の介護士を3社以上が奪い合うような状態。慢性的な人手不足が当たり前になっている業界です。
でも、「辞めたい」と思っても、施設長や管理者からの引き止めが強くて言い出せない。「利用者さんを見捨てるのか」と罪悪感を植え付けられる。シフト制で退職を切り出すタイミングがつかめない。夜勤明けの疲労で、退職の話をする気力すら残っていない。
介護士という職業には、他の仕事にはない「辞めにくさ」 が何重にも重なっています。
僕自身は介護士ではありませんが、退職代行を2回使った経験があり、退職代行サービスを50社以上調査してきました。その中で、介護職の利用者が年々増えていることを知りました。実際、退職代行EXITやSARABAの口コミには、介護士からの体験談が数多く寄せられています。
この記事では、介護士が退職代行を使うべき理由・注意点・おすすめサービス3選・実際の体験談 まで、徹底的にまとめました。
「退職を言い出せない」「もう限界だけどどうすればいいかわからない」と悩んでいる介護士さんは、ぜひ最後まで読んでみてください。
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介護士の退職代行利用が急増している理由
まず、なぜ介護士の退職代行利用者が増えているのか。その背景を解説します。
介護業界の離職率データ
公益財団法人 介護労働安定センターが毎年発表している「介護労働実態調査」によると、介護職員の離職率は 14.3%(2023年度)。これは全産業平均の約15%と比べてほぼ同水準ですが、問題はその内訳です。
離職者のうち、勤続3年未満の早期離職者が約6割 を占めています。つまり、入職して数年で「もう無理」と感じる人が非常に多い。特に20代〜30代前半の離職が目立ちます。
さらに深刻なのが、人手不足の度合いです。介護分野の有効求人倍率は 3.6倍 を超えており、全産業平均の約1.3倍と比べると圧倒的に高い。これは「1人の介護士に対して3.6件の求人がある」ということで、どの施設も慢性的に人が足りていないことを意味します。
人が足りないから、今いる職員に業務が集中する。業務が過酷だから辞めたくなる。でも辞めようとすると「人手不足なのに」と引き止められる。この負のループが、介護士を退職代行に向かわせる最大の原因 です。
退職代行サービス各社への取材でも、「介護職からの相談は確実に増えている」との声が聞かれました。コロナ禍を経て感染対策の負担が増したこと、処遇改善加算が十分に反映されていない施設があること、高齢化の加速で業務量が増え続けていることなど、背景は複合的です。
辞められない介護士あるある(5つ)
退職代行サービス各社への取材や口コミを調査する中で見えてきた、介護士が辞められない典型的な5つの理由 を紹介します。
① 「利用者さんに迷惑がかかる」という罪悪感
介護士が辞められない理由の第1位がこれです。
「自分が辞めたら、あのおばあちゃんの入浴介助は誰がやるんだろう」「担当の利用者さんが寂しがるんじゃないか」「夜勤の人数が減って、他のスタッフに迷惑がかかる」。
介護は人対人の仕事。利用者さんとの信頼関係が深いからこそ、「自分が抜けたら」という罪悪感が強烈にのしかかります。さらに、施設長や管理者が「利用者さんのこと、どう思ってるの?」と罪悪感を煽ってくるケースも少なくありません。
でも、冷静に考えてみてください。あなたが辞めても、施設は回ります。 あなた1人が抜けたくらいで利用者さんのケアが崩壊するなら、それは施設の人員体制の問題であって、あなたの責任ではありません。心身が限界の状態でケアを続ける方が、利用者さんにとってもリスクです。
僕も飲食チェーンを辞める時に「お前が辞めたら店が回らない」と言われましたが、辞めた後も店は普通に営業していました。どの業界でも同じです。
② 施設長・管理者からの引き止めが強い
介護業界の引き止めは、他の業種と比べてもかなり強いです。
「代わりが見つかるまで待って」「来月のシフトはもう組んであるから」「あと半年だけ、お願い」。こうした引き止めで退職日がズルズルと延びていくのは、介護士あるあるです。
中には、退職を申し出た途端に態度が豹変する施設長もいます。「人手不足なのに無責任だ」「ここで育ててもらった恩を忘れたのか」と感情的に詰めてくるケース。これは僕がパワハラ店長にやられたことと同じ構図です。
法律上、退職の意思を伝えてから 2週間 で退職できます(民法627条)。「代わりが見つかるまで」待つ義務はありません。でも、現場で施設長にそう言われると、なかなか強く出られないのが現実ですよね。
③ シフト制で退職を切り出すタイミングが難しい
介護施設はシフト制、しかも早番・日勤・遅番・夜勤の複雑なローテーションで回っています。「施設長がいる時間に自分がいない」「施設長と2人で話せるタイミングがない」「夜勤明けで疲れ切っていて、退職の話を切り出す気力がない」。
特に夜勤明けの疲労は深刻です。16時間の夜勤を終えた後、ヘトヘトの状態で施設長のところに行って「辞めたいです」と言えるかというと、正直かなりハードルが高い。「また今度にしよう」と先延ばしにしているうちに、何ヶ月も経ってしまう。
退職代行なら、LINEで相談するだけ。夜勤明けの布団の中からでも依頼できます。
④ 慢性的な人手不足で「辞めたら迷惑」と思い込む
前述の通り、介護業界の有効求人倍率は3.6倍。どの施設も人手が足りていません。
そんな環境で働いていると、「自分が辞めたら残ったスタッフの負担が増える」「人が足りないのに辞めるなんて申し訳ない」と、退職=悪いこと という感覚が染み付いてしまいます。
でも、繰り返しますが、人手不足は施設の経営者が解決すべき問題であって、あなたが犠牲になって解決するものではありません。人手が足りないなら、施設が待遇を改善して新しい人を採用すればいい。あなたの人生を差し出す必要はないのです。
⑤ 奨学金返済義務がある場合
介護士に限った話ではありませんが、看護学校や介護福祉士養成校を経由して資格を取得した場合、施設から奨学金を借りているケースがあります。「卒業後〇年間はこの施設で勤務すること」という条件付きで、指定年数以内に退職すると奨学金の一括返済を求められることがあります。
「奨学金が残っているから辞められない」「100万円を一括で返せと言われたらどうしよう」。これが介護士を縛り付ける大きな鎖になっている場合もあります。
ただし、看護師の場合と同様に、労働基準法第16条(「使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない」)に抵触する可能性があり、法的に無効になるケースもあります。奨学金問題がある場合は、弁護士に相談するのが確実です。
介護士が退職代行を使う際の注意点4つ
介護士が退職代行を使うこと自体は、他の職種と同じくまったく問題ありません。ただし、介護士特有の注意点 がいくつかあります。ここを押さえておかないと、退職後にトラブルになる可能性があるので、しっかり確認してください。
① 利用者の引き継ぎ準備
退職代行を使うと、基本的に退職日以降は出勤しません。つまり、口頭での引き継ぎができない ということです。
介護士の場合、担当利用者の個別ケア情報は重要な引き継ぎ事項です。以下の内容を簡単な書面にまとめて、退職代行を依頼する前にロッカーや休憩室に置いておくか、退職後に郵送するのがおすすめです。
引き継ぎ資料に書くべきこと:
- 担当利用者のリスト(氏名・居室番号)
- 各利用者のケアで注意すべきポイント(食事形態・移乗方法・認知症ケアの工夫など)
- 持ち回り業務の状況(委員会・行事担当など)
- 備品・私物の保管場所
- 進行中のケアプランに関する申し送り事項
もちろん、引き継ぎ資料を準備するのは 義務ではありません。法律上、退職にあたって引き継ぎを行う法的義務はないのです。
ただ、利用者さんの安全に関わることなので、余裕があれば準備しておくことをおすすめします。「退職代行を使ったのに、ちゃんと引き継ぎメモを残してくれた」となれば、円満とまではいかなくても、必要以上のトラブルは避けられます。
逆に、「もう出勤するのが限界」「精神的に一切の準備ができない」という状態なら、引き継ぎなしで退職代行を使って構いません。利用者の情報はケース記録や介護記録に残っています。あなた1人が抜けても、チームでケアは継続されます。
② 夜勤シフトとの調整
介護士特有の問題として、夜勤シフトとの兼ね合い があります。
「明日夜勤なんだけど、退職代行は使える?」
答えは YES です。退職代行は夜勤の前日でも当日でも利用できます。法律上、いつ退職の意思を伝えても構いません。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 夜勤の当日朝に退職代行を使う場合:施設側が急遽代わりの人員を確保する必要があり、かなり慌てることになる。ただし、それは退職代行業者と施設が対応する話なので、あなたが直接怒られることはない
- 夜勤中に「もう無理」と感じた場合:夜勤終了後にそのまま退職代行に連絡するのが現実的。夜勤中の途中退勤は、利用者さんの安全に関わるため避けるべき
- 推奨タイミング:可能であれば、次のシフトの開始前(前日の日中)に退職代行を依頼するのがベスト。朝イチで施設に連絡が入るので、シフト調整の時間を確保できる
とはいえ、「今すぐ辞めたい」という切迫した状況なら、タイミングを選んでいる余裕はありません。その場合は、シフトのことは気にせず退職代行に相談してください。シフトの穴埋めは、施設側が考えることです。
③ 施設の個人情報の取り扱い
介護施設では、利用者の個人情報(氏名・住所・家族構成・病歴・ケア内容など)を日常的に扱います。退職時に注意すべきは、個人情報の適切な取り扱い です。
具体的には以下の点を確認してください。
- 施設のデータ・書類を持ち出さない:利用者情報が記載された書類やUSBメモリ、ケア記録のコピーなどは絶対に持ち出さない
- 個人端末に保存した業務関連データを削除する:業務の都合で個人のスマホに利用者の写真や連絡先を保存していた場合は、退職時に削除する
- 施設のシステムアカウントは退職後に無効化される:これは施設側が対応することですが、ログアウトし忘れたPCなどがあれば退職代行業者を通じて伝える
個人情報の取り扱いに関する法律(個人情報保護法)は、在職中も退職後も適用されます。退職後に利用者の個人情報を漏洩した場合、法的責任を問われる可能性があるので注意してください。
とはいえ、これは通常の退職でも同じこと。退職代行を使ったからといって特別なリスクが増えるわけではありません。普通に気をつけていれば問題ありません。
④ 介護福祉士資格への影響(なし)
「退職代行を使ったら、介護福祉士の資格に傷がつくのでは?」
この質問は本当に多いです。結論から言うと、退職代行を使っても介護福祉士資格に一切影響はありません。
介護福祉士は厚生労働大臣が指定する国家資格であり、登録の取り消しになるのは「信用失墜行為の禁止」に反した場合や「罰金以上の刑に処せられたとき」などの重大な事由に限られます。退職の方法は資格とまったく無関係です。
退職代行を使って辞めた後も、他の特養・老健・デイサービス・訪問介護・グループホームなど、どこでも介護士として働けます。資格への影響を心配して退職を躊躇する必要はまったくありません。
また、介護福祉士以外の資格(初任者研修・実務者研修・ケアマネージャーなど)についても同様です。退職代行の利用が資格に影響することは一切ありません。
介護士におすすめの退職代行3選
ここからは、介護士が退職代行を選ぶ際に 本当におすすめできる3社 を紹介します。
介護士の場合、一般的な会社員と違って「人手不足による強い引き止め」「シフト調整の問題」「利用者の引き継ぎ」といった特殊な事情があります。そのため、自分の状況に合った運営タイプを選ぶことが最も重要 です。
1位:退職代行EXIT(20,000円・即日対応)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 20,000円(税込)(正社員・アルバイト一律) |
| 運営元 | EXIT株式会社(民間企業・弁護士監修) |
| 対応時間 | 24時間(LINE対応) |
| 即日退職 | 対応可 |
| 退職成功率 | 100%(過去実績) |
| 返金保証 | あり |
| 交渉 | 不可(民間企業のため) |
介護士におすすめの理由:
退職代行の業界最大手で、介護職の利用実績も非常に多いサービスです。料金20,000円は業界最安クラス。「とにかく早く辞めたい」「施設長と一切関わらずに退職したい」という介護士に最適です。
24時間LINE対応なので、夜勤明けの疲弊した状態でも、深夜2時でも相談できます。退職代行のパイオニアとして知名度が高いため、施設側が「EXIT」の名前を知っている可能性も高く、スムーズに対応してもらいやすいです。
介護施設の場合、中小規模の法人が多く、退職代行への対応に慣れていないケースもあります。そんな時でも、EXITは業界最大手としてのノウハウがあるため、施設側が戸惑っても的確に対応してくれます。
EXITの注意点:
民間企業のため、有給消化や退職日の交渉はできません。ただし、退職の意思伝達時に「有給消化を希望します」と伝えることは可能で、施設側が自主的に認めてくれるケースもあります(後述の体験談参照)。奨学金問題の法的対応もできないため、返済で揉めそうな場合は弁護士への相談を検討してください。
こんな介護士におすすめ:
- シンプルに退職したい・最安値で利用したい人
- 施設長との直接のやりとりを一切避けたい人
- 夜勤明け・深夜にすぐ相談したい人
2位:退職代行SARABA(24,000円・労働組合で交渉可)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 24,000円(税込) |
| 運営元 | 退職代行SARABAユニオン(労働組合) |
| 対応時間 | 24時間(LINE・電話・メール) |
| 即日退職 | 対応可 |
| 退職成功率 | ほぼ100% |
| 返金保証 | あり |
| 交渉 | 可能(有給消化・退職日調整・未払い賃金など) |
介護士におすすめの理由:
労働組合が運営しているため、施設側との交渉ができる のが最大の強みです。介護士の退職で多い「有給消化の交渉」「退職日の調整」「施設長からの引き止めへの対応」「未払い残業代の請求」など、民間型では対応できない場面でもSARABAなら交渉権限があります。
特に介護士は有給が溜まっている人が多い。慢性的な人手不足とシフトの関係で有給を取りにくく、20日以上残している人もザラにいます。有給20日分を消化できれば、約1ヶ月分の給与を受け取りながら転職活動ができるので、そのメリットは非常に大きいです。
料金は24,000円で、EXITとほぼ同水準。それでいて交渉ができるのは大きなアドバンテージです。
SARABAの注意点:
弁護士ではないため、奨学金の返済義務についての法的判断はできません。また、損害賠償請求への対応や慰謝料の請求なども範囲外です。あくまで「労働条件に関する交渉」が可能な範囲です。
こんな介護士におすすめ:
- 有給休暇が大量に残っている人
- 施設長が強硬で、交渉が必要になりそうな人
- 退職日を自分の希望通りに設定したい人
- 未払いの残業代がある人
3位:退職代行ガーディアン(24,800円・労働委員会認証)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 24,800円(税込) |
| 運営元 | 東京労働経済組合(労働組合) |
| 対応時間 | 24時間 |
| 即日退職 | 対応可 |
| 退職成功率 | ほぼ100% |
| 返金保証 | あり |
| 交渉 | 可能(有給消化・退職日調整など) |
介護士におすすめの理由:
東京都労働委員会に正式認証された労働組合が直接運営しているため、法的な裏付けのある交渉力 が最大の強みです。
「労働委員会認証」という肩書きは、施設側にとってかなりのプレッシャーになります。中小規模の介護施設の場合、施設長や管理者が労働法に詳しくないケースも多く、労働委員会認証の労働組合から連絡が来ると、無駄な引き止めをせずに退職に応じる傾向があります。
SARABAと同様に有給消化の交渉も可能。料金はSARABAより800円高いですが、「労働委員会認証」という公的なお墨付きに安心感を覚える方にはおすすめです。
ガーディアンの注意点:
弁護士ではないため、奨学金の返済義務についての法的判断はできません。損害賠償や慰謝料の請求対応も範囲外。あくまで「労働条件に関する交渉」が可能な範囲です。
こんな介護士におすすめ:
- 公的に認証された組合の安心感が欲しい人
- 施設長が感情的で、強い交渉力が必要な人
- 退職日や有給消化をきちんと交渉したい人
介護士向け退職代行3社の比較表
| 比較項目 | EXIT | SARABA | ガーディアン |
|---|---|---|---|
| 料金 | 20,000円 | 24,000円 | 24,800円 |
| 運営タイプ | 民間(弁護士監修) | 労働組合 | 労働組合 |
| 施設との交渉 | 不可 | 可能 | 可能 |
| 有給消化の交渉 | 不可 | 可能 | 可能 |
| 未払い賃金の交渉 | 不可 | 可能 | 可能 |
| 即日退職 | 対応可 | 対応可 | 対応可 |
| 返金保証 | あり | あり | あり |
| 特徴 | 最安・最大手 | 交渉可で低価格 | 労働委員会認証 |
選び方のまとめ:
- 交渉不要・最安値で辞めたい → EXIT(20,000円で最安)
- 有給消化や退職日の交渉をしたい・コスパ重視 → SARABA(24,000円で交渉OK)
- 公的認証の安心感が欲しい・交渉力重視 → ガーディアン(24,800円・労働委員会認証)
どのサービスも無料相談に対応しています。迷ったら、まず相談してみて、自分の状況を伝えた上でアドバイスをもらうのが確実です。
なお、奨学金問題がある方は、上記3社では対応できないため、別途弁護士型の退職代行や弁護士への相談を検討してください。
介護士が退職代行を使った体験談2件
ここからは、介護士が実際に退職代行を使って退職した体験談を紹介します。サービス各社の口コミや取材情報をもとに、具体的なケースを2つ取り上げます。
体験談1:特養の3年目介護職員(27歳女性)── EXITを利用
プロフィール:
- 年齢:27歳(女性)
- 勤務先:特別養護老人ホーム(従来型・80床)
- 勤務年数:3年目
- 退職理由:慢性的な人手不足による過重労働、施設長の引き止め
- 利用した退職代行:EXIT(20,000円)
退職前の状況:
彼女は介護福祉士養成校を卒業後、地元の特養に就職。入職当初は先輩に恵まれ、仕事にやりがいを感じていました。しかし、2年目に入ったあたりから状況が一変します。
ベテラン職員が立て続けに3人退職し、深刻な人手不足に。1ユニット10人の利用者を、日中は職員2人で見る状況が常態化しました。夜勤は月8回。しかも1人夜勤で、20人の利用者を1人で見なければなりません。認知症の方の徘徊対応、おむつ交換、体位変換、ナースコール対応……一晩中走り回り、仮眠は取れても30分。
腰痛がひどくなり、整形外科で椎間板ヘルニアと診断されました。それでも「人が足りないから休めない」と出勤を続けていたある日、夜勤中にぎっくり腰を発症。利用者の移乗介助中に腰が「バキッ」と鳴り、その場にうずくまりました。
退職を施設長に申し出たのは2回。1回目は「新しい人が入ったら考える」と先延ばしにされ、3ヶ月待っても音沙汰なし。2回目は「あなたが辞めたら利用者さんが困る。そんな無責任なこと、介護福祉士として恥ずかしくないの?」と言われ、何も言い返せなかったそうです。
退職代行を使った経緯:
夜勤明けの日、布団の中でスマホを見ながら「介護士 辞めたい」と検索。退職代行の存在を知り、料金の安さからEXITを選びました。奨学金は養成校の学費全額を施設が負担していましたが、3年目で返済免除条件を満たしていたため、法的な問題はなし。夜勤明けの午前10時にLINEで相談し、翌日の退職代行を依頼しました。
退職当日の流れ:
- 朝9:00:EXITが施設の事務所に電話
- 朝9:20:施設長から本人に着信3回(すべて無視)
- 朝9:45:EXITから「退職が受理されました」と連絡
- 有給休暇14日が残っていたが、EXITは民間のため交渉は不可。ただし、退職意思の伝達時に「有給消化を希望している」と伝えてもらったところ、施設側が自主的に有給消化を認めてくれた
- 引き継ぎ資料は、退職代行を依頼する前夜に担当利用者のケアの注意点をA4用紙2枚にまとめ、ロッカーに入れておいた
退職後のキャリア:
有給消化中に転職活動を行い、自宅近くの訪問介護事業所に転職。夜勤なし・日勤のみの環境で、腰痛も改善に向かっているとのことです。
彼女のコメント:
「施設長に『無責任だ』と言われた時は、本当に自分が悪いんだと思ってしまいました。でも、EXITのスタッフに相談したら『人手不足はあなたの責任ではないですよ』と言ってくれて、救われました。電話1本で退職が決まった時は、信じられないくらいホッとしました。20,000円で3年間の苦しみから解放されたと思うと、もっと早く使えばよかったです」
この体験談のポイント:
- EXITは交渉不可だが、有給消化を「希望」として伝えることは可能
- 施設側が自主的に認めるケースもある(確実に消化したいなら労働組合型のSARABAやガーディアンを選ぶべき)
- 引き継ぎ資料は簡単なメモでも十分。A4用紙2枚程度で良い
- 特養→訪問介護への転職で、身体的な負担が大きく軽減
体験談2:デイサービスの介護士(32歳男性)── SARABAを利用
プロフィール:
- 年齢:32歳(男性)
- 勤務先:デイサービス(定員30名)
- 勤務年数:4年
- 退職理由:管理者のパワハラ、サービス残業の常態化
- 利用した退職代行:退職代行SARABA(24,000円)
退職前の状況:
彼は異業種(製造業)から30歳を前に介護業界へ転職。初任者研修を取得し、自宅近くのデイサービスに就職しました。最初は「人の役に立つ仕事がしたい」という思いでやりがいを感じていましたが、問題は管理者にありました。
管理者は50代の男性で、口癖は「介護はボランティア精神だ」。この言葉を盾に、サービス残業を当然のように強いてきました。送迎後の記録業務、翌日の準備、行事の企画――定時は17時30分なのに、退勤が19時を過ぎるのは日常茶飯事。しかも残業代は一切出ません。
さらに、彼に対して「男なんだから力仕事は全部やれ」「前の仕事で何も身につかなかったんだな」といった発言を繰り返し、他のスタッフの前で公然と馬鹿にすることもありました。
退職を申し出ると、管理者は「お前の代わりなんかすぐ見つかると思ってるのか」「辞めるなら利用者全員に挨拶して回れ」と威圧。さらに「辞めるなら今月分の給料は払わない」と脅してきたそうです。
退職代行を使った経緯:
未払いの残業代が相当額あったこと、有給が22日残っていたこと、管理者の脅しに対抗する必要があったことから、交渉ができる労働組合型 のSARABAを選択。「有給消化+退職日の確定+未払い残業代の交渉」を依頼しました。
退職当日の流れ:
- 朝9:00:SARABAがデイサービスに電話
- 朝9:30:管理者が「そんなの認めない」「本人を出せ」と激昂
- 朝10:00:SARABAが労働組合としての立場で交渉。「退職の意思表示から2週間で退職は成立する」「有給消化は労働者の権利」「未払い残業代については別途協議する」と主張
- 朝10:45:法人の本部(経営者)が出てきて、管理者を抑える形で交渉に応じる
- 朝11:00:有給22日の消化+2週間後の退職日で合意。未払い残業代については、後日SARABAが法人本部と書面でやりとりし、約3ヶ月分の未払い残業代(約35万円)が支払われた
退職後のキャリア:
有給消化期間中に実務者研修を受講し、介護福祉士の受験資格を取得。現在は別のデイサービスで、残業なし・管理者が穏やかな環境で働いているとのこと。
彼のコメント:
「管理者に『給料払わない』と言われた時は本当に焦りました。でもSARABAの担当者に相談したら『それは完全に違法です。こちらで対応します』と即答してくれて、心強かった。結果的に有給22日分の給与+未払い残業代35万円を取り返せたので、SARABAの24,000円は余裕でペイしました。交渉できる退職代行を選んで本当に良かったです」
この体験談のポイント:
- パワハラ管理者がいる場合、直接退職を申し出ると脅される可能性がある。退職代行を使うことで安全に退職できる
- 未払い残業代がある場合、労働組合型なら交渉で取り返せる可能性がある
- 有給消化+未払い残業代の回収で、退職代行の料金は十分にペイできる
- 介護業界は施設ごとに環境が大きく違う。「介護の仕事自体が嫌」なのか「今の施設が嫌」なのかを見極めることが大事
介護士が退職代行を使う流れ【5ステップ】
「退職代行って具体的にどうやって使うの?」という介護士さんのために、利用の流れを5ステップで解説します。どのサービスでも、基本的な流れは同じです。
Step1:無料相談(LINE or 電話)
まず、退職代行サービスにLINE(または電話・メール)で相談します。
介護士が伝えるべき情報:
- 勤務先の施設名(特養・老健・デイサービス・訪問介護など)
- 所属フロア・ユニット
- 施設長・管理者(直属の上司)の名前
- 退職したい理由(人手不足、パワハラ、体調不良、人間関係など)
- 奨学金の残額がある場合はその詳細
- 有給休暇の残日数
- いつから出勤したくないか
- 未払い残業代がある場合はその概算
相談は無料で、この段階では料金は発生しません。複数のサービスに同時に相談して比較するのもアリです。
Step2:サービスの決定と料金の支払い
相談内容をもとに、退職代行の段取りを確認します。納得したら料金を支払います。
- EXIT:20,000円(クレジットカード・銀行振込)
- SARABA:24,000円(クレジットカード・銀行振込)
- ガーディアン:24,800円(クレジットカード・銀行振込)
Step3:退職代行の実施
指定した日時に、退職代行業者が施設に電話をかけます。
あなたがやることは何もありません。自宅でLINEの通知を待つだけです。施設(施設長・管理者)からの電話が来ても、出る必要はありません。退職代行業者が「本人への直接連絡は控えてください」と伝えています。
介護施設の場合、施設長が「本人に確認したい」「本人と話させろ」と主張するケースがありますが、退職代行業者がすべて対応してくれます。あなたが電話に出る必要は一切ありません。
Step4:退職届の郵送・備品返却
退職が受理されたら、以下を郵送で行います。
- 退職届:テンプレートをサービス側が提供してくれる
- 備品返却:ユニフォーム、名札、ロッカーの鍵、社用携帯、保険証などを着払いで郵送
- 引き継ぎ資料:事前に準備したものがあれば同封
Step5:退職完了
離職票・源泉徴収票が届いたら、退職は正式に完了。あとは転職活動や失業保険の手続きに進みましょう。
介護士の資格を持っていれば、次の就職先は見つかりやすいです。有効求人倍率3.6倍の業界なので、選ぶ側はあなたです。今の施設が合わなくても、別の施設なら環境が大きく違うことは珍しくありません。
転職先の選択肢:
- 特別養護老人ホーム(特養):安定した雇用・処遇改善加算の恩恵を受けやすい
- 介護老人保健施設(老健):医療職と連携したケアを学べる
- デイサービス:夜勤なし・日勤のみで働ける
- 訪問介護:1対1のケアにやりがいを感じられる
- グループホーム:少人数ケアでアットホームな環境
- 有料老人ホーム:民間施設で給与が高い傾向
- 障がい者支援施設:介護スキルを活かした別分野
よくある質問(FAQ)
Q. 施設長に直接言わなくても大丈夫ですか?
A. はい、大丈夫です。 退職代行を使えば、施設長や管理者と直接話す必要はありません。退職の意思伝達はすべて退職代行業者が行います。法律上、退職の意思は口頭でもメールでも第三者経由でも有効です。「直接言わなければ退職できない」というルールはどこにもありません。
僕自身、2回の退職で一度も上司と直接話していません。あのパワハラ店長と二度と話さなくて済んだのは、退職代行を使って本当に良かったと思うポイントです。介護の施設長も同じです。怖い相手と話さなくていい、それだけで精神的な負担は激減します。
Q. 利用者さんへの影響が心配です
A. 気持ちはわかりますが、あなたが心配する必要はありません。 利用者のケアは施設がチームで行うものです。あなた1人が抜けても、他の職員がケアを引き継ぎます。ケース記録や介護記録に情報は残っていますし、カンファレンスで共有もされます。
むしろ、心身が限界の状態でケアを続ける方が、利用者さんにとってリスクです。疲労やストレスで注意力が低下し、転倒事故や誤薬につながる可能性もある。あなたが健康な状態を取り戻すことは、長い目で見れば介護業界全体にとってもプラスです。
余裕があれば、担当利用者のケアの注意点を簡単なメモにまとめておくと安心です。でも、それすらできない状態なら、何も準備せずに退職代行を使って構いません。
Q. 介護福祉士の資格に影響はありますか?
A. 一切ありません。 介護福祉士は国家資格であり、退職の方法が資格に影響することはありません。退職代行を使っても、資格の取り消しや停止にはなりません。退職後も介護福祉士として問題なく就職・勤務できます。初任者研修・実務者研修・ケアマネージャーなどの資格も同様です。
Q. 夜勤の日でも退職代行は使えますか?
A. はい、使えます。 夜勤の前日でも当日でも、退職代行は利用できます。法律上、退職の意思をいつ伝えても構いません。ただし、夜勤中の途中退勤は利用者さんの安全に関わるため避けるべきです。推奨タイミングは、次のシフトの開始前(前日の日中)に退職代行を依頼すること。朝イチで施設に連絡が入るので、シフト調整の時間を確保できます。
「今すぐ辞めたい」という切迫した状況なら、夜勤明けにそのまま退職代行に連絡してください。24時間対応のサービスなら、早朝でも対応してくれます。
Q. 退職代行を使ったことが次の施設にバレますか?
A. 基本的にバレません。 前職の退職方法を次の施設が調査することは、個人情報保護の観点からもできません。退職代行を使ったかどうかは、あなた自身が言わない限り、次の就職先に伝わることはありません。
介護業界は転職が多い業界なので、面接で退職理由を聞かれた際も「キャリアアップのため」「別の介護分野に挑戦したかった」「体調を崩して一度リセットした」など、一般的な回答で十分です。退職代行を使ったことを正直に話す必要はまったくありません。
まとめ|介護士こそ退職代行を使うべき
最後に、この記事の内容を振り返ります。
介護士が退職代行を使うべき理由:
- 慢性的な人手不足(有効求人倍率3.6倍)で引き止めが強い
- 「利用者さんに迷惑がかかる」という罪悪感を煽られる
- シフト制で退職を切り出すタイミングが難しい
- 施設長・管理者からの引き止めや圧力が強い
- 夜勤明けの疲労で退職を切り出す気力がない
こうした 「辞めにくさ」が何重にも重なっている のが介護士という職業です。だからこそ、退職代行という第三者の力を借りることには大きな意味があります。
注意すべき4つのポイント:
- 利用者の引き継ぎ資料はできれば準備しておく(義務ではない)
- 夜勤シフトとの調整に配慮する(ただし切迫時は気にしなくてOK)
- 施設の個人情報を持ち出さない
- 介護福祉士資格への影響はゼロ(安心してOK)
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| シンプルに辞めたい・最安値がいい | EXIT(20,000円) |
| 有給消化や退職日の交渉をしてほしい | SARABA(24,000円) |
| 公的認証の安心感が欲しい・交渉力重視 | ガーディアン(24,800円) |
介護士は、高齢者の生活を支える大切な仕事です。でも、それはあなた自身の心と体が健康であってこそ。今の施設で心身を壊してしまったら、介護士として働き続けることすらできなくなります。
「辞めたい」と思ったら、それはあなたの心からのSOSです。自分で言い出せないなら、退職代行に頼ってください。それは甘えではなく、自分の人生を守るための選択 です。
介護業界は有効求人倍率3.6倍。あなたを必要としている施設は、他にいくらでもあります。今の施設が合わなくても、介護の仕事自体を諦める必要はありません。環境を変えれば、介護の仕事が再び好きになることだってあります。
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