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退職理由の嘘はバレる?法的リスクと上手な伝え方を経験者が解説【2026年最新】

退職理由の嘘はバレる?法的リスクと上手な伝え方を経験者が解説【2026年最新】

「退職理由に嘘をつくのはダメ?」
「体調不良って言いたいけど、バレたらどうしよう」
「本当の理由を言ったら引き止められそう…」

退職するとき、正直に理由を伝えるかどうかで悩む人は非常に多いです。厚生労働省の調査でも、退職時に「建前の理由」を伝える人が過半数を超えているというデータがあります。

結論から言うと、退職理由に嘘をついても法的に問題はありません。そもそも退職理由を会社に伝える法的義務すら存在しないのです。

僕自身、過去に2回退職した経験があります。1社目の大手飲食チェーンでは退職代行EXITを使い、2社目の中小IT企業では退職代行モームリを使って辞めました。どちらも「本当の退職理由」を会社に直接伝えることはありませんでした。

この記事では、退職理由の嘘に関する法的な見解、よく使われる嘘の退職理由TOP5、バレるリスクと対策、そして退職代行を活用して退職理由の悩みから解放される方法まで、徹底的に解説します。


目次

退職理由に嘘をついても法的に問題なし【根拠を解説】

退職理由を伝える法的義務はない

まず、大前提として知っておいてほしいのが、労働者には退職理由を会社に詳しく説明する法的義務がないということです。

民法第627条では「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる」と定められています。この「解約の申入れ」に退職理由の説明は含まれていません。

退職届に書く理由も「一身上の都合」だけで法的に十分です。それ以上の理由を説明する必要はまったくありません。

嘘の退職理由を伝えても違法ではない

「嘘の理由を言ったら問題になるのでは?」と不安に感じる方もいるでしょう。

結論として、退職理由に嘘をついても違法にはなりません。退職理由の虚偽申告を罰する法律は存在しないからです。

これは採用時と大きく異なります。採用時に経歴や資格を詐称した場合は、詐欺罪に問われたり、内定取り消しや懲戒解雇の理由になったりする可能性があります。しかし、退職時の理由についてはそのような法的リスクはありません。

退職届には「一身上の都合」だけで十分

退職届に記載する退職理由は、「一身上の都合により」の一文で法的に問題ありません

会社から「もっと具体的に書いてほしい」と求められることがありますが、それに応じる義務はありません。「一身上の都合」と書いた退職届は、どの会社でも法的に有効です。

退職届の書き方について詳しく知りたい方は「退職届の書き方完全ガイド」をご覧ください。


なぜ退職理由に嘘をつく人が多いのか

本音と建前の調査データ

エン・ジャパンが実施した調査によると、退職時に「本当の理由を伝えた」と答えた人は全体の約40%。つまり、約60%の人が何らかの「建前」の退職理由を伝えているということです。

では、なぜ多くの人が本音を隠すのでしょうか。主な理由は以下のとおりです。

理由1:引き止めに遭いたくない

本当の退職理由が「給料が安い」「人間関係が悪い」といったものの場合、会社から「給料を上げるから残ってくれ」「部署を異動するから」と引き止められるリスクがあります。

引き止めに応じてしまうと、結局また同じ不満を抱えて退職したくなるケースが多いです。最初から「引っ越し」「家族の事情」など、会社では解決できない理由を伝えた方が、スムーズに退職できます。

理由2:円満退職したい

「上司が嫌いだから辞めます」とは、さすがに言いにくいもの。残りの在籍期間を穏やかに過ごし、円満に退職するためには、角の立たない理由を伝える方が賢明です。

理由3:トラブルを避けたい

「パワハラがひどい」「残業が多すぎる」といった理由を正直に伝えると、上司や会社との関係が悪化し、残りの在籍期間が地獄になる可能性があります。最悪の場合、嫌がらせを受けたり、退職手続きを遅らせられたりすることも。

理由4:同僚に迷惑をかけたくない

「あの人、給料が安いから辞めたらしいよ」といった噂が広まると、残る同僚にも影響を与えます。特に自分の待遇に関する不満は、同僚のモチベーションにも関わるため、建前の理由を使う人が多いです。

理由5:転職先にバレたくない

前職の退職理由は、転職先でも聞かれることがあります。前職に確認を取る会社もゼロではありません。「人間関係で辞めた」という情報が転職先に伝わるのを避けるため、無難な理由を伝えておくケースもあります。


よく使われる退職理由の嘘TOP5【テンプレート付き】

実際に多くの人が使っている「建前の退職理由」を、伝え方のテンプレートとともに紹介します。

第1位:体調不良

使用率:最も高い / バレにくさ:★★★★☆

「体調不良」は、もっともよく使われる建前の退職理由です。プライバシーに関わる問題のため、会社側も深く追及しにくいのが最大のメリットです。

伝え方テンプレート

「ここ数ヶ月、体調を崩しがちで、医師からもしばらく休養を取るよう言われています。治療に専念するため、退職させていただきたいと思います。」

使いやすいポイント

  • 会社側が深追いしにくい(プライバシーの問題)
  • 診断書の提出を求められることは稀(求められたら「かかりつけ医に相談します」と答えればOK)
  • 精神的な不調(メンタルヘルス)を匂わせれば、さらに追及されにくい

注意点

  • 退職後すぐにSNSで元気な姿をアップすると矛盾が生じる
  • 同じ職場の人と頻繁に会う環境だと信憑性が下がる
  • 退職後の転職活動が早すぎると怪しまれる可能性あり

第2位:家族の介護

使用率:高い / バレにくさ:★★★★★

家族の介護は、バレにくさでいえば最強レベルの退職理由です。介護は非常にプライベートな事情であり、会社側が事実確認をすることはまずありません。

伝え方テンプレート

「実家の母(父)の体調が悪化しまして、介護が必要な状態になりました。しばらくは介護に専念する必要があり、このまま勤務を続けることが難しい状況です。」

使いやすいポイント

  • 会社が事実確認をすることはほぼ不可能
  • 「家族を大切にする人」という好印象を与えられる
  • 退職後の行動に制約が少ない(介護しながら転職活動もできる)

注意点

  • 同僚に家族の近況を話していた場合、整合性に気をつける
  • 「介護休業を取ったらどうか」と提案される可能性がある(その場合は「医師から長期的な介護が必要と言われた」と答える)

第3位:結婚・配偶者の転勤

使用率:中程度 / バレにくさ:★★★☆☆

結婚や配偶者の転勤に伴う退職は、特に女性に多く使われる理由ですが、男性でも「パートナーの転勤に伴い」という理由は自然です。

伝え方テンプレート

「このたび結婚することになりまして、相手の勤務地の関係で引っ越すことになりました。通勤が難しくなるため、退職させていただきたいと思います。」

使いやすいポイント

  • お祝いムードになり、送別会を開いてもらえることも
  • ポジティブな理由なので、会社との関係を良好に保てる

注意点

  • 実際に結婚していない場合、あとからバレるリスクがある
  • SNSに結婚の投稿がないと不自然に思われる可能性あり
  • 同僚と退職後も連絡を取る関係なら使いにくい

第4位:引っ越し・Uターン

使用率:中程度 / バレにくさ:★★★★☆

「実家に戻ることになった」「パートナーの都合で引っ越す」という理由は、物理的に通勤が不可能になるため、会社側も引き止めにくいのが特徴です。

伝え方テンプレート

「家庭の事情で実家のある○○県に戻ることになりました。通勤が不可能になるため、退職させていただきたいと思います。」

使いやすいポイント

  • 物理的に通勤できないため、会社が引き止めにくい
  • 「リモートワークは?」と言われたら「家庭の事情で難しい」と返せる
  • 退職後に会社の人と会う可能性が低い

注意点

  • 実際に引っ越さない場合、近隣で会社の人にバッタリ会うリスク
  • SNSの位置情報で矛盾が生じる可能性
  • 同じ地域で転職するとバレやすい

第5位:キャリアアップ・スキルアップ

使用率:中程度 / バレにくさ:★★★☆☆

「新しい分野に挑戦したい」「スキルアップのために環境を変えたい」という理由は、前向きで好印象です。ただし、具体的に突っ込まれる可能性があるため、ある程度の準備は必要です。

伝え方テンプレート

「かねてから興味のあった○○の分野に挑戦したいと考えています。今の環境では○○のスキルを伸ばすのが難しいため、新しい環境でチャレンジしたいと思い、退職を決意しました。」

使いやすいポイント

  • ポジティブな理由なので、好印象で退職できる
  • 転職先が決まっている場合は信憑性が高い
  • 上司から「応援している」と言ってもらえることも

注意点

  • 「うちでもそのキャリアパスはあるよ」と引き止められる可能性
  • 具体的な転職先や勉強内容を聞かれることがある
  • 転職先が同業他社だとバレた場合、印象が悪くなる

退職理由の嘘がバレるリスクと5つの対策

バレるパターン1:SNSでの発信

退職後にSNSで「体調不良って言ったけど実は…」と投稿するのは論外ですが、それ以外にも注意が必要です。

たとえば、「体調不良で退職」と伝えたのに、退職翌日からSNSで旅行の写真をアップしていたら、元同僚に見られて矛盾が発覚します。

対策:退職後1〜2ヶ月はSNSの投稿を控える。または、退職前に元同僚のフォローを外しておく。投稿の公開範囲を限定するのも有効です。

バレるパターン2:元同僚との会話

退職後も元同僚と飲みに行く関係が続いている場合、ふとした会話の中で嘘がバレることがあります。

「介護で辞めたって言ってたけど、お母さん元気そうじゃん」
「引っ越すって言ってたのに、まだこっちに住んでるの?」

対策:嘘の退職理由に一貫性を持たせる。退職後も同じ理由を維持し、矛盾する発言をしないよう注意する。可能であれば、元同僚との距離を適切に保つ。

バレるパターン3:転職先経由での情報漏洩

同じ業界で転職した場合、前職と転職先に共通の知り合いがいて、情報が伝わることがあります。

「○○さん、キャリアアップで辞めたって言ってたけど、実は上司と揉めてたらしいよ」

対策:同業界で転職する場合は、嘘の退職理由ではなく、当たり障りのない「建前」にとどめる。完全な嘘よりも、「本当のことを言わないだけ」のスタンスが安全です。

バレるパターン4:退職後の行動が早すぎる

「体調不良で退職」と言ったのに、退職の翌週にはバリバリ転職活動をしている。これは矛盾に気づかれるパターンです。

対策:退職理由と退職後の行動にタイムラグを持たせる。体調不良で退職した場合は、少なくとも2〜3週間は「休養期間」を設けるのが自然です。実際に少し休んでから転職活動を始めるのも、心身のリフレッシュになります。

バレるパターン5:嘘をつき通す自信がない

嘘をついた場合、退職面談や引き継ぎ期間中にボロが出ることがあります。上司から深く掘り下げて質問されたときに、しどろもどろになってしまうと「何か隠している」と思われます。

対策:退職理由のストーリーを事前にしっかり準備しておく。想定される質問と回答を用意し、矛盾がないかチェックする。それでも不安なら、退職代行を利用して退職理由を自分で伝える必要自体をなくすのが最善策です。


退職理由の嘘がバレても問題ない理由

仮に退職理由の嘘がバレたとしても、実は大きな問題にはなりません。その理由を解説します。

法的なペナルティはゼロ

前述のとおり、退職理由の虚偽を罰する法律は存在しません。嘘がバレても、損害賠償を請求されたり、退職が無効になったりすることはありません。

退職後の元上司・元同僚との関係に影響する程度

バレた場合に起こりうるのは、元同僚や元上司との人間関係が気まずくなる程度です。「あの人、嘘ついて辞めたんだ」と思われるかもしれませんが、退職した以上、直接的な実害はありません。

転職先に影響することはほぼない

前職の退職理由が転職先に伝わることは、ごく一部のケース(同業界でのリファレンスチェックなど)を除いてほぼありません。転職先の採用面接では、前職の退職理由をポジティブにリフレーミングして伝えれば問題ありません。


本当の退職理由を言うべき4つのケース

退職理由に嘘をついてもOKとはいえ、本音を伝えた方がいいケースも存在します。

ケース1:パワハラ・セクハラが理由の場合

パワハラやセクハラが退職理由の場合、本当の理由を伝えることで以下のメリットがあります。

  • 会社側に問題を認識させられる(同じ被害者を出さないために)
  • 会社都合退職として処理される可能性がある(失業保険が早くもらえる)
  • 労災認定を受けられる可能性がある

ただし、本人が精神的に追い詰められている場合は無理に伝える必要はありません。退職代行を通じて伝えてもらうことも可能です。

ケース2:未払い残業代や労働条件の問題がある場合

未払い残業代の請求や、労働条件の改善を求めたい場合は、退職理由として正直に伝える方が有利です。

「残業代が支払われていないことが退職の原因です」と明確に伝えることで、後日の未払い残業代請求の際に「会社は問題を認識していた」という主張の裏付けになります。

ケース3:会社都合退職にしたい場合

自己都合退職と会社都合退職では、失業保険の受給開始時期が大きく異なります。

  • 自己都合退職:申請後2ヶ月の給付制限あり
  • 会社都合退職:申請後すぐに受給可能(7日間の待期期間のみ)

退職理由が「長時間労働」「パワハラ」「給与の未払い」などの場合、本当の理由を伝えて会社都合退職にしてもらうことで、失業保険を早く受け取れる可能性があります。

ケース4:信頼できる上司で円満退職が可能な場合

上司との関係が良好で、本音を伝えても問題ない環境であれば、正直に伝えることで以下のメリットがあります。

  • 退職後も良好な関係を維持できる
  • 同業界で転職する場合、良いリファレンスをもらえる可能性がある
  • 会社側が環境改善に取り組むきっかけになる

ただし、「本音を言っても大丈夫か」の判断は慎重に。少しでも不安があるなら、建前の理由で十分です。


退職理由の上手な伝え方【シーン別テンプレート】

上司に口頭で伝える場合

退職理由を口頭で伝える際のポイントは以下のとおりです。

  • 結論から先に言う:「お話があります。退職を考えています」
  • 理由は簡潔に:長々と説明しない
  • 感謝の気持ちを添える:「お世話になりました」
  • 否定的な表現は避ける:「○○が嫌だから」ではなく「○○に挑戦したい」

テンプレート(体調不良の場合)

「課長、お忙しいところ恐れ入ります。実は、退職のご相談をさせていただきたくて。ここ数ヶ月体調を崩しがちで、医師からも休養を勧められています。治療に専念するため、○月末で退職させていただきたいのですが。在職中は本当にお世話になりました。」

テンプレート(キャリアアップの場合)

「課長、お時間をいただきありがとうございます。実は、かねてから興味のあった○○の分野に挑戦したいと考えておりまして。今の環境には感謝しているのですが、新しいステージでチャレンジしたいという思いが強くなり、○月末で退職させていただきたいと思います。」

退職の切り出し方についてより詳しく知りたい方は「退職の切り出し方完全ガイド」をご覧ください。

退職届に書く場合

退職届に書く退職理由は、「一身上の都合により」だけでOKです。

口頭では体調不良やキャリアアップなどの理由を伝えるとしても、退職届には詳細を書く必要はありません。会社から「もっと具体的に書いてほしい」と言われても、「一身上の都合」で問題ない旨を伝えましょう。

同僚に聞かれた場合

同僚から退職理由を聞かれた場合は、上司に伝えた理由と一貫性を持たせることが大切です。

テンプレート

「実は体調のこともあって、少し休むことにしたんだ。みんなには迷惑かけるけど、ごめんね。今までありがとう。」

ポイントは、詳しく語りすぎないこと。聞かれるままに詳しく話すと、矛盾が生じやすくなります。


退職代行を使えば退職理由を伝える必要なし

ここまで退職理由の嘘について解説してきましたが、そもそも退職理由を自分で伝える必要がない方法があります。それが退職代行サービスです。

退職代行なら退職理由の悩みから解放される

退職代行を利用すれば、退職の意思表示から手続きまで、すべて代行業者が行ってくれます。つまり、退職理由を自分の口で上司に伝える必要がありません

代行業者が会社に伝える退職理由は、基本的に「一身上の都合」です。それ以上の説明を求められても、代行業者が適切に対応してくれます。

僕が退職代行を使った理由

正直に言うと、僕が退職代行を使った理由の一つも「退職理由を直接言いたくなかった」からです。

1社目の大手飲食チェーンでは、本当の退職理由は「長時間労働とパワハラ」でした。でも、それを上司に直接言える状況ではなかった。上司こそがパワハラの張本人だったからです。

退職代行EXITに依頼したとき、スタッフから「退職理由は何とお伝えしますか?」と聞かれ、「一身上の都合とだけ伝えてください」とお願いしました。会社側から理由の詳細を求められたそうですが、EXITのスタッフが「本人からは一身上の都合と伺っています」と対応してくれて、それ以上の追及はなかったと聞いています。

退職理由に悩んでいる時間があるなら、退職代行に任せた方が精神的にもずっと楽です。

おすすめ退職代行サービス5選

ランキングサービス名料金(税込)特徴
1位EXIT20,000円業界最安水準。即日対応可能。退職理由の伝え方もサポート
2位SARABA24,000円労働組合運営。会社との交渉が可能
3位ガーディアン24,800円労働組合運営。合法的に交渉対応
4位ニコイチ27,000円業界最長の実績。きめ細かい対応
5位弁護士法人みやび55,000円弁護士が直接対応。法的トラブルに最も強い

重要な注意事項:退職代行モームリは、2026年2月3日に社長が弁護士法違反の容疑で逮捕される事件が発生しました。現在、モームリの利用は推奨できません。退職代行をお探しの方は、上記のサービスをご検討ください。特にEXITは料金も20,000円と手頃で、僕自身も利用して問題なく退職できた実績があります。

おすすめ退職代行の詳しい比較は「退職代行おすすめランキング」をご覧ください。


転職面接での退職理由の伝え方

退職後に転職活動をする際、面接で前職の退職理由を聞かれることがあります。ここでの伝え方も重要です。

面接での退職理由はポジティブに変換する

面接官が退職理由を聞く目的は、「この人はすぐに辞めないか」「トラブルを起こさないか」を確認するためです。ネガティブな理由をそのまま伝えると印象が悪くなります。

NG例と言い換え例

本音(NG)言い換え(OK)
上司がパワハラだった風通しの良い環境でチームワークを大切にしたい
給料が安かった成果が正当に評価される環境で挑戦したい
残業が多すぎたメリハリのある働き方でパフォーマンスを高めたい
仕事がつまらなかったより専門性の高い業務に挑戦したい
人間関係が最悪だった多様な価値観を尊重する組織で働きたい

退職代行を使ったことは面接で言うべき?

退職代行を使って退職した場合、面接で「退職代行を使いました」と伝える必要はありません。

面接では「前職をどのように退職されましたか?」と聞かれることはほぼなく、聞かれるのは「なぜ退職したのか(理由)」です。退職の手段について正直に話す義務はありません。

ただし、嘘をつく必要もありません。聞かれた場合は「退職の意思を伝えて、正式な手続きを経て退職しました」と答えれば十分です。


退職理由に悩んだときのチェックリスト

退職理由をどう伝えるか迷ったときは、以下のチェックリストで判断してみてください。

「本当の理由を伝える」を選ぶべき場合

  • [ ] パワハラ・セクハラの被害を記録として残したい
  • [ ] 未払い残業代の請求を検討している
  • [ ] 会社都合退職として処理してほしい
  • [ ] 上司との関係が良好で、正直に伝えても問題ない
  • [ ] 退職後も前職の人脈を活用したい

「建前の理由を伝える」を選ぶべき場合

  • [ ] 引き止めに遭いたくない
  • [ ] 残りの在籍期間を穏やかに過ごしたい
  • [ ] 上司との関係がよくない
  • [ ] 退職理由が「待遇への不満」「人間関係」
  • [ ] 円満退職を最優先したい

「退職代行を使う」を選ぶべき場合

  • [ ] 退職理由を直接言うのが怖い
  • [ ] 上司に退職を切り出す勇気がない
  • [ ] 過去に退職を申し出て拒否された経験がある
  • [ ] 精神的に限界で、一刻も早く辞めたい
  • [ ] 退職理由を考えること自体がストレス

退職理由の嘘に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 退職理由に嘘をつくと、失業保険の受給に影響しますか?

A. 退職時に会社に伝える退職理由と、ハローワークでの退職理由は別物です。ハローワークでは離職票に記載された退職理由をもとに判断します。会社に「体調不良」と伝えていても、離職票に「自己都合退職」と記載されていれば、そのとおりに処理されます。ただし、実際にはパワハラや長時間労働が原因の場合、ハローワークで「特定受給資格者」に該当する旨を申し出ることで、会社都合退職と同等の扱いを受けられる可能性があります。退職時の嘘が失業保険に直接影響することはありません。

Q2. 退職理由を「体調不良」にした場合、診断書は必要ですか?

A. 退職時に診断書の提出を求められるケースは稀です。法律上、退職理由を証明する書類を提出する義務はありません。万が一求められた場合は、「かかりつけ医に相談してみます」と答えて時間を稼ぎ、その間に退職手続きを進めるのが得策です。それでもしつこく求められる場合は、退職代行を利用して代行業者に対応してもらうのも一つの手段です。

Q3. 嘘の退職理由がバレた場合、退職が取り消されることはありますか?

A. ありません。退職の意思表示は、理由に関係なく有効です。たとえ嘘の理由であっても、退職届を提出して2週間が経過すれば退職は成立します(民法第627条)。退職理由の虚偽を理由に退職を無効にする法的根拠は存在しません。退職が取り消されることを心配する必要はまったくありません。

Q4. 退職理由を聞かれたくない場合、退職届だけ出して説明を拒否できますか?

A. 法的には可能です。退職届に「一身上の都合により」と記載して提出すれば、それ以上の説明義務はありません。ただし、現実的には上司から「理由を教えてほしい」と言われるケースが多いため、何らかの建前の理由を用意しておくのが無難です。どうしても説明したくない場合は、「プライベートな事情で、詳細はお伝えすることが難しいです」と答えるか、退職代行を利用して退職理由のやり取り自体を回避する方法があります。

Q5. 退職代行を使った場合、会社に退職理由はどう伝えられますか?

A. 退職代行業者は、基本的に「一身上の都合」と伝えます。事前に本人が希望する退職理由を伝えておけば、その通りに会社に説明してくれるサービスもあります。EXITの場合は、依頼時に「退職理由は何とお伝えしますか?」と確認してくれます。特にこだわりがなければ「一身上の都合で」とだけ伝えてもらえば十分です。会社側がそれ以上追及してきても、代行業者が適切に対応してくれます。

Q6. 同業界に転職する場合、退職理由の嘘はバレやすいですか?

A. 同業界への転職では、前職の関係者と接点が生まれる可能性があるため、完全な嘘はリスクが高くなります。たとえば「介護で辞めた」と言ったのに、同業の別会社で元気に働いていたら矛盾します。同業界に転職する場合は、嘘をつくのではなく「キャリアアップのため」「新しい環境で挑戦したい」といった前向きな建前を使うのがおすすめです。これなら同業に転職しても矛盾しません。

Q7. 退職面接(イグジットインタビュー)で嘘をついても問題ありませんか?

A. 問題ありません。退職面接(イグジットインタビュー)は会社が自社の改善点を把握するために行うもので、正直に答える義務はありません。ただし、会社に改善してほしいことがある場合(パワハラの是正、労働環境の改善など)は、退職面接の場で伝えることで同僚の環境改善につながる可能性があります。自分の心身の安全が確保されている範囲で、伝えたいことがあれば伝えるのも一つの選択肢です。


僕の体験談:退職理由を正直に言えなかった過去

僕は29歳のフリーランスWebライターですが、ここに至るまでに2回の退職を経験しています。

1社目:大手飲食チェーン

新卒で入社した大手飲食チェーン。本当の退職理由は「長時間労働」と「上司のパワハラ」でした。毎日12時間以上の勤務、休みは月に4日あるかないか。上司からは「根性がない」「お前の代わりはいくらでもいる」と日常的に言われていました。

辞めたいと思い始めてから半年以上悩みました。退職理由を正直に言ったら、上司が逆上するのは目に見えている。かといって嘘の理由を考えるのもストレス。

結局、退職代行EXITに依頼して、退職理由は「一身上の都合」とだけ伝えてもらいました。自分では一言も退職理由を説明することなく、退職できました。料金は20,000円。あの半年間の悩みが、20,000円で解決したと思うと、もっと早く使えばよかったと心底思います。

2社目:中小IT企業

転職した中小IT企業は、飲食時代よりはマシでしたが、やはり合わなかった。本当の退職理由は「やりたい仕事と違った」「社風が合わない」。

このときも退職理由を上司に直接言うのは気が引けて、退職代行モームリを利用しました。

ただし、モームリについては、2026年2月に社長が弁護士法違反で逮捕されるという事件が起きています。僕が利用した時点ではこの問題は表面化していませんでしたが、現在はモームリの利用はおすすめしません。

今だから言えること

2回の退職経験を通じて確信したのは、退職理由は「正直に言うこと」が正解とは限らないということです。

自分の心身を守ることが最優先。そのために建前の理由を使うことも、退職代行を使うことも、まったく恥ずかしいことではありません。


まとめ:退職理由の嘘は法的に問題なし。自分を守る選択を

この記事の要点をまとめます。

  • 退職理由に嘘をつくのは法的に問題なし。退職理由を詳しく伝える義務もない
  • よく使われる建前の退職理由TOP5は「体調不良」「家族の介護」「結婚」「引っ越し」「キャリアアップ」
  • 嘘がバレるリスクはSNS、元同僚との会話、同業界での転職に注意
  • バレても法的ペナルティはゼロ。人間関係が多少気まずくなる程度
  • パワハラ・未払い残業代がある場合は本当の理由を伝えた方が有利なケースも
  • 退職代行を使えば退職理由を自分で伝える必要がない

退職理由で悩む時間があるなら、その時間を次のキャリアの準備に使った方がいい。僕はそう考えています。


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この記事を書いた人

退職代行を2回利用した経験を持つ29歳のWebライター。

1回目:新卒で入った飲食チェーンをEXITで退職(パワハラが原因)
2回目:IT企業をモームリで退職(長時間労働が原因、有給20日全消化に成功)

現在はホワイト企業の人事部で働きながら、退職に悩む人に向けた情報を発信中。

「退職は逃げじゃない。自分の人生を取り戻す行動だ」がモットー。

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